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昨今の労働環境は結構厳しいみたい。
その状況を知る度に、いかに自分の職場がホワイトだったのかよく分かります。
当時を振り返ってみたいと思います。

■職場の希望をある程度聞いてもらえる

僕は大卒区分で公務員に採用されました。
一般企業で言うと総合職扱いで、それ相応の仕事が期待されます。

定番のコースが、最初に現場を経験して、次は本部へ。
その後は概ね本部で、30半ばで係長、40歳過ぎで課長、50前後で部長みたいな。

しかし、僕には本部のレベルの高い仕事は、務まりませんでした。
普通は3年は同じ職場にいますが、1年で現場に戻してもらい、以後はずっと現場ばかり。
途中本部へ行くように勧められたりもしますが、「とても無理です」と言えば、行かされることはありません。

当然出世はできませんが、定期昇給はします。
現場でも、まともに仕事はできていませんでしたが、それでも勤続10年で600万円弱の年収にはなります。
ただ、これだけ配慮してくれても、申し訳ないことに、簡単な仕事すらこなせませんでした。

■残業を50時間以上したことがない

前述のように、10年中9年を現場で過ごしたので、そんなに残業はありません。

基本的には、残業は月10~20時間ぐらいでしょうか。
それも、一時的にためても暇な時にやる調整をすれば、ほぼゼロにできました。
僕は、仕事をためるのが嫌なタイプだったので、その日中に片付けるための残業が多かったですね。

丁寧に仕事をする人や、優秀であるが故に多くの仕事を任される人は、現場でも残業をしている人もいました。
僕はどちらにも当てはまらないので、そそくさと帰ることが多かったです。

純粋に仕事をするために休日出勤したのは、10年間で片手で数えるぐらい。
休日出勤含んだMAX残業月でも、50時間はいってません。

■職場の人に怒られたことはほぼない

振り返ると、めちゃくちゃいい人が多くて、怒られたことはほぼありません。

いじめ・嫌がらせなんてあり得ないし、理不尽なことも記憶ない。

それどころか、100自分が悪くて、迷惑をかけても怒られたりはしません。
例えば、よく理解しておらず間違った説明をしてしまい、問題になって上司や同僚に尻拭いをさせることが何度もありました。
そんな時でも、上司からは、「まあ次からは、もう少し確認してから進めましょうね」ぐらい。
同僚からは、「全然いいっすよ」と。
10歳以上年下の高卒新人職員にまで、フォローしてもらう始末です。

覚えている限りで、職場の人に怒られたのは2回。

1度は、自分の職場が担当なのに、問い合わせの電話があった時に、無知と無責任で、別の課を案内してしまいました。
案内した課が、「それは最初に電話した僕の課が担当」と言いましたが、「たらい回しだ」としつこく怒られたそう。
「自分の仕事をこっちに押し付けてくるな」と激怒されました。

もう1度は、飲み会で軽く酔った人に「金村はもうやる気なんやろ?」と言われた時。
最初は「いえ、そんなことないです」と言っていましたが、何度も言われるので、面倒くさくなって「はい、もうやる気ないです。飲み会とかも正直帰りたいです」とぶっちゃけてしまいました。
「散々フォローしてるのにその態度はなんや」的な感じで、相当説教を受けました。

■上司は超まとも

世間的には、ひどい上司のエピソードはめっちゃあります。
しかし、ま~まともな人ばかりでした。

10年間で6人の係長に仕えましたが、パワハラは無論、強く怒られた経験もなし。
仕事上でも、僕の能力を考慮して、他に人に比べて若干OKの基準を下げてくれていたと思います。

有休の申請をすれば快く認めてくれるし、飲み会に来るように強要されることもありません。
少し体調が悪そうだと、「もう無理せんで、休めばいいよ」と気遣ってくれます。
残業が少し続くと、「最近遅いようやけど大丈夫?みんなで手伝うよ」と言ってくれる人もいました。

これだけのホワイトっぷりなら、退職を考える人は普通いません。
事実、公務員に転職してくる人はいましたが、辞める人は極めて少ない。
特に僕みたいに後ろ向きな理由で辞める人はおらず、地元の役場に転職するとか、司法試験に受かったとか、前向きな退職ばかりでした。

これだけ恵まれた環境でも、ダメダメだったという事実が、僕にできるまともな仕事はないと言う確信に繋がっています。
Source: Time is money  キムのお金日記