ドキドキ 「それ以上に、あなたの将来を見てみたい。」
2人を見つめて蒲原。

その声に和奏、思わず目頭を熱くして、
「えへ…???」

理沙、そんな母を見て、
「おかあさん…???」

小野倉も和奏を見て、微笑んで…、
「瑞樹さん…。」

和奏、鼻の先を赤くして、
「へへ…。」
そして、顔を下に向けて、バッグの中からハンカチを…。そして鼻先に当てて、
「んん…。」
そして僅かに顔を揺らして、
「ありがとうございます。」

将輝、
「おばさん。」

和奏、
「将輝君も、ありがとう。」
そして、理沙に、
「理沙~~。良かったね~~。大学の方からあなたに…。」

理沙、
「おかあさん。」

蒲原、
「大学の方では、この寛仲が、瑞樹さんのコーディネートとして、全サポートを…。」

真希子、
「その節は、よろしくお願いします。」

和奏、
「重ね重ね、ありがとうございます。」
そして、
「理沙…???…どお…???」

将輝、小さな声で、
「凄ぇ~~。」

理沙、母に、ニッコリと、
「うん。やってみたい。監督に、感謝だよ。」

和奏、そんな理沙の頭を撫でて、
「うんうん。」

小野倉、
「まっ、決定事項は、まだ、これから…。瑞樹さん、おとうさんとも良く話をして…、家族ともども、考えて頂いて…、と、言う事で…。」

蒲原、
「おっと、申し訳ない。申し遅れました。」
上着の内ポケットから名刺入れを…。

真希子も、
「あっ、私も…、申し訳ございません。」

母親の前に差し出す。

和奏、
「ありがとうございます。頂きます。」
そして和奏、理沙の目の前に名刺を…。

理沙、その名刺を手に、
「順応天大学…。」
そして将輝にもう一枚の名刺を…。

将輝、
「凄ぇ~~。」

そして、ゆっくりと椅子から立ち上がる蒲原。

その蒲原の後に、真希子も立ち上がり、蒲原、
「では、私たちは、この辺で…。」

小野倉、
「ありがとうございます。」

和奏も椅子から立ち上がり、丁寧にお辞儀を…。

蒲原、
「瑞樹さん、よろしく。」

真希子、
「失礼します。」

小野倉ドアを開けて。ふたりはドアの外に。
小野倉、ドアを閉める間際に、右手をこめかみに、「ちょっと待ってて。」のゼスチャー。

和奏、軽く頷いて…。そして、
「理沙~~。」

理沙、目を見開いて、
「ビ~~ックリしたよ~~。え~~~。まさか…。大学~~???」

将輝も、
「凄ぇよ~~。いやいやいや。おばさ~~ん。」

和奏、
「うんうんうん。驚き~~。」

理沙、名刺を見て、
「順応天大学…。う~~。まだ、心臓、パックン、パックンしてる~~。」

そんな理沙に和奏、
「はは。うんうん。」

そして小野倉、ドアを開けて…。そして、
「すみません。いきなりで…。学校の方でも、進路…、どうかな~~と、思ったんですが…。」

その声に和奏、
「え~~。学校の方からも…、お薦めは…。…でも、まだ…。」

小野倉、
「是非、候補に上げて頂ければ…。」

理沙、元気に、
「はい。」

和奏、
「何から何まで、ありがとうございます。」
小野倉に丁寧にお辞儀をして。

将輝、
「凄ぇ~じゃん。」
ニッコリと。

そんな将輝を見て小野倉、
「将輝君も、うかうかしてらんないね~~。…将輝君、大学は…???」

その声に将輝、困ったような顔をして、頭を撫でる。

そんな将輝の右脇腹を理沙右拳で、ズン。
「ほら、言われた~~。かかかか。」

その日のうちに、栞奈と蒼介はもちろん、菅田家や理沙の友達。そして一樹にまで…。

誰もが、
「え――――――――っ!!!」

蒼介、
「かかかかか。なんともこりゃ、凄いね~~。大学から~~???」

和奏と理沙、
「うんうんうん。」

そして菅田家では、麗亜も流美も丈師も、
「す~~ご~~。」
「かかか、理沙お姉さん、凄~~。」
「いやいやいや。なんと、なんと。」

一樹、自宅で弟の作った料理を…。弟と共に生活して半年以上。
今更新しい物件を探して引っ越す必要もないと一樹に言われて一樹の家に、
居候状態になっていたのだった。一樹、
「しっかし…、大学側からお誘いとは…。瑞樹~~。かかかかか。」
けれども一樹、
「…とは言っても…、ん~~。順応天大学…、スポーツ科学部…。…後で、調べてみるか…。」

そして…、余り聞きなれない順応天大学。

瑞樹家でも栞奈が帰宅して…。菅田家でも、一樹も、調べてみて、
「え゛―――――――っ!!!」
「すごっ。」
「マジか―――――っ!!!」

栞奈、将輝、一樹、各々スマホとパソコンの画面を見て、
「パラリンピック排出多数。」
「パラリンピック…。」
「いやいやいや、パラリンピックと来たか~~。」

理沙のスマホに着メロ。理沙、
「うん…???」
画面を栞奈に…。

栞奈、顔をクシャリとさせて、
「かかか。やはり来たね~~。」

理沙、
「は~~い、私~~。」

信じて…良かった。   vol.225.   「それ以上に、あなたの将来を見てみたい。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》

庄司紗千ハッピーストライド
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ
Source: THMIS mama “お洒落の小部屋