ドキドキ 麻理絵に、「今、付き合っちゃってるか…。…で、楽しい…???」と言われて将輝、
すぐには答えられず、
「ん、ん~~。」

麻理絵、
「将輝君ってさ~~。前に一度、女の子と付き合ってたって…、聞いたけど。」

杏美、
「あ、うんうんうん。椎名。双葉椎名。」

芙美と雅美、
「うんうんうん。…でも、私たち、知らないけど…、別の中学だったから…。」
顔を見合わせて。

麻理絵、
「その子、死んじゃったって聞いた。…でも、その子の事、何度もお見舞いにって…。」

将輝、黙り込んで…。

「女の子ってさ。物凄い真っすぐなの。その男子を好きになったら、とことん好きになっちゃう。例え、その男子が、自分の事をそれほどまでにも思ってくれないとしても…。」
麻理絵、将輝を真っすぐに見て。

理沙も麻理絵の顔を…。

蒼介たちも見守るように…。

「でもさ…。もし、その女の子が、その男子…???…いつまでも発展がないよう…って、気付いたら、それだけでも、悲しくなっちゃうんだよ。こころにポッカ~~ンと、穴が開いたように…。」

将輝、口を尖らせて…。

馨はそんな将輝を見て、
「……。」

麻理絵、
「将輝君、もう一度言う。その子と付き合ってて、楽しい…???」

その声に将輝、
「あ、あ~~。いや…。楽しいかって…言うより…。なんつぅか…。その子に、着いて行ってるっつぅか…。」
下を向きながら…。

いきなり馨、
「何…???…おま。それじゃ、金魚の糞だろ。」

いきなり理沙、
「ぷっ。」

麻理絵、将輝の顔を覗き込むように、
「つまりは…、楽しくない…???」

将輝、
「なんつぅか…。話が…、なんでかトントン拍子に…。」

瞬間、理沙も杏美も、
「トントン拍子…???」

そんな理沙に将輝、
「あ~~。」
そして、
「柚花からさ~~。会おうって言われて…。」

杏美、
「ゆか…。」

芙美、
「もしかして、その子の名前。」

理沙、
「うん。」

「会ってから連れて行かれたのが、洋食の…、小さなレストラン。」

「レストラン。」
今度は全員が…。

将輝、
「その店って、その子のおじさんとおばさんのお店で…。で、そのおじさんが、大学時代バスケ。」

また全員、
「へぇ~~。」

「しかも、そのおじさん、都築大学。」

瞬間、馨、
「うそだろ~~???」

杏美、
「都築…大学って…???…確か…???」

馨、
「うん。弓狩監督の母校。」

麻理絵、芙美、雅美、顔を見合わせて、
「弓狩監督…???」

杏美、
「鴻上のバスケの監督。」

その声に3人、
「あ~~。うんうんうん。」

将輝、
「…で、そのおじさんと妙に、バスケの事で盛り上がって…。…で、まぁ、その流れっつぅか、その子と一緒に…。」

「じゃあ、その子と別れな。」
いきなり栞奈。

蒼介、
「おっと~~。びっくりした~~。」

理沙、
「お姉ぇ。」

栞奈、椅子から立ち上がり、
「ねね、将輝君、もし、君がその子の事、これから好きになる…かも…、知れない。」
椅子から離れて将輝に近づきながら…。けれども栞奈、顔を傾げて、空を見ながら、
「…いや…。それは…、100%ないな。」

麻理絵たちも頷いて、
「うんうんうん。」

栞奈、
「ねね、将輝君。麻理絵ちゃんも言ったけど、君、その子と付き合っていて、楽しい…???…もし楽しくないんなら、今すぐに別れな。…でないと、その子、傷ついちゃう。」

その声に将輝、
「えっ…???」

「その子、将輝君を放したくないんだよ。どんな事があっても…。仮に、こころがズタズタになっても、放したくないんだよ。…けど、それは、相手に、誰も好きな人がいないから。…けど、将輝君は違う。列記として、理沙がいる。」

瞬間、理沙、
「お姉ぇっ!!!」

そんな理沙に栞奈、
「あんたもいい加減に~~。もぅ…半年だよ、半年~~。将輝君とこうやって、バスケで~~。」

ソファの方を見て蒼介と和奏、そして流美、困ったような…、けれども嬉しいような…。

理沙、そんな栞奈に、口を尖らせて、
「…んな事、言ったって~~。こいつぅ~~。」

流美、
「将輝~~。だから、私、言ったでしょう~~。誰を好きになるのかは、その子の自由だけど。でも…、相手のこころは、傷つけないでって…。」

その声に和奏、
「うんうん。」

椅子の背もたれに左肘を掛けながら見ていた蒼介も、
「そうだな~。」

麻理絵、
「それに~~。その子って、シンプルに将輝君の事、好きなんでしょ。でも、将輝君は、好きでもなんでもないけど…、ただ、その子に言われたから…。そんなんじゃ、その子、可哀想だよ。」

芙美、
「うんうんうん。」

信じて…良かった。   vol.213.   「女の子ってさ。物凄い真っすぐなの。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

アメーバ

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋