ドキドキ  結奈、将輝のその声を聞いて、
「へぇ~~、そうなんだ~~。」
そして柚花を見て、
「な~んだって、柚花~~。」

柚花、咄嗟に、
「あ、あ~~、うん。」
そして将輝を見て、
「うん。ありがと。」

瞬間、浩紀、
「かかかか、柚花~~。ありがとって、言うのも…、何か、変かなって…思うけど…。」

柚花、浩紀に、
「えっ…???そぅ…???…でも、私は…、将輝君…、どうしても、好き。」

結奈、ニッコリと、
「ふふん。」
そして結奈、
「はい。んじゃ、そんなふたりに、私たちはお邪魔~~。どっか、行ってらっしゃい。」

その声に柚花、
「へっ…???いいの…???」

浩紀、笑いながら、
「かかかか。良いも悪いも、悪かったな、俺ばっかり、将輝君、独占しちゃって。」

柚花、いきなり明るい表情になって、
「わぁ。」
そしていきなり将輝の左腕に右手を、
「じゃ、行こ行こ、将輝君。」

将輝、いきなり、
「えっ…???あ…。行くって、何処に…???」

結奈、
「ははは。何処でもいいじゃない。ふたりっきりになれるんなら…。行ってらっしゃい。」

将輝、結奈を見て、
「あ、あ~~。はい~~。」

そして柚花と将輝、ふたり一緒に店の外に…。

浩紀、
「ふ~~ん、バスケ…か。」

結奈、
「さ~~てね~~。どうなる事やら…。」

その声に浩紀、結奈を見て、
「えっ…???」

「将輝君、彼…。」
結奈、まっすぐ前を向いて。

浩紀、そんな結奈を見て、
「あ、うん。」

「なんだか…、女の子には、全く、興味がなさそうに…。私には感じられるんだけど~~。」

浩紀、瞬間、慌てたように、
「お~~い~~。折角、柚花がその気になってるのに~~。」

お皿を洗いながら結奈、
「まぁね~~。柚花の本気が、裏目に出ないといいけど…。」
一拍置いて、
「パパだってそうでしょ。女の子の前で、男性とバスケの話ばかり。女の子そっちのけで…。」

浩紀、口を捻じ曲げながら、
「ま、まぁ…。ん~~。」

外に出て柚花と将輝、今度は柚花の方から学校の話やバスケの話。
バスケの部員の話や智花と和咲の話。
そんな話になんとか相槌を打ちながら必死に着いて行く将輝。

バスケの話なら得意気に話す将輝も、他の話になるとなんとも寡黙になってしまう。
けれども柚花は、一向に関係なく、隣にいるだけで心が弾む。

柚花、
「ねね、ここ、入ってみようか…???」

小物雑貨ショップである。

将輝、
「あ、うん。はい。」

夜勤明けの流美が夕方の買い物から帰ってきた午後の5時半過ぎ。
「はい、ただいま~~。」

丈師、リビングでパソコンを開いてキーボードを打ちながら、
「おかえり、流美ちゃん。あ~。麗亜から聞いたけど、櫻美園女子。」

その声に流美、
「あ~~、うん。まっ。かなりの難関コースだけどね~~。やってみたらって。」

「ふ~~ん~。」
「でも、麗亜自体、中3になった時点で、頭のどっかには…櫻美園って…、あったみたい。…って言うか、かかかか。まっ、私がけしかけた部分も…、少しは、あるかな~~。」

その声に丈師、
「流美ちゃん…???」
キョトンとして…。

流美、
「あ~~。うん。麗亜、子供の頃から、私を母親代わりに思ってくれていて。」

「あ~~、うん。」
「姉さんには悪いけど、私も…麗亜がいるだけで、女の子の子供がいるみたいで…。…でも、それじゃダメだなって。麗亜には、子供の頃から姉さんの事ばかり話してた。」
そして一息入れて、
「なんかね~~。姉さんを、忘れて欲しくないって、言うのも…、あったんだ…、私~~。」

その話に丈師、
「流美ちゃん。」
ニッコリと。そして、
「ありがと。」
そうは言っても丈師、
「…って流美ちゃ~~ん。」

流美、
「えっ…???」

丈師、鼻を右人差し指でなぞりながら、
「俺が、こんな事、言える立場じゃないけど…。誰か…いい人。」

瞬間、流美、いきなり、
「な、な~~~に言うかな~義兄さん。義兄さん、それ言ったら私、ほんと。怒るからね。」

その声にいきなり縮こまる丈師、
「す、すんません。」

そして…。

夕食の準備が全て整った午後7時前。流美、2階に向かって、
「麗亜~~。ご飯~~。」

その声に2階から、
「は~~い。」

丈師、リビングから、
「あいつ、な~~にやってんだ~~、まだ。」

その時、玄関のドアが、
「腹減った~~。ただいま~~。」

流美、
「ど~~こ、行ってたの~~???また今日も~~。」

丈師、
「今日も…???」

信じて…良かった。   vol.200.   「義兄さん、それ言ったら私、ほんと。怒るからね。」

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庄司紗千「おふろ月夜」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋