イギリスの日経食品を売る店で日本メーカーの醤油を買う度、ああ‥美味しく無いなと感じてきた。
だから最初の頃は牡蠣醤油や創味のつゆ、鎌田醤油を送ってもらい、帰国した際は大量に持ち帰っていた。
白だしも私の中では必須アイテムだった。

ところが、やはり送り続けてもらうにはコストがかかりすぎる。
帰国した時に買って帰るだけにしよう、そう思うことにしたのは随分前の事。
その頃、私は夕飯を作るアイデアとして3分クッキングや土井善晴さんのレシピをよく参考にしていた。
書いてある通りに醤油、みりん、酒、砂糖‥と入れるが、だし醤油に慣れきってしまった私の舌が、そのレシピ通りのレシピを物足りないと感じ、顆粒だしを足したり、やはりだし醤油を使わねば美味しく感じる事が出来なかった。

これが数年続きながらロックダウンに入り、料理家さんのユーチューブがど〜んと増え、手に入る調味料がいよいよ醤油、みりん、酒に絞られた時期と重なった。
最初のロックダウンは半年家に閉じこもりであったから、随分と料理を楽しめた時期である。
その頃から、料理家さんのレシピには絶対に使われていない化学調味料やだし醤油、白だし、顆粒だしが無くても美味い!!と思えるようになった事に気付いた自分がいた。
あれ‥レシピ通り作ったら美味しいやん!!‥今までそう思えなかったのに不思議であった。

多分、私の舌が純粋な醤油、酒、みりんなど和食の基本調味料で十分な旨味を感じるのに十数年かかったのだと思う。
白だしの類は劇的に味が決まるから、あの味でなければ物足りない、美味くないと舌が認識してしまっていたのだと思う。
慣れとは怖い。
今、普通の昔からある日本メーカーの醤油とみりん、酒だけで満足出来るようになった。
日本に帰っても、もう醤油は買って帰らなくて良い。
その分、えび満月と満月ポン、ぼんち揚げとピーナツ揚げを数キロ買って帰れる。
あれだけは自分で作られへん。
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Source: イギリス毒舌日記