ドキドキ そして…、パーティ当日。
一旦パーティに出席するとして、その概要を知ったのが…、恭弥が帰国した2日後。
茉祐子自体、そんなスケールのパーティとはつゆ知らず…。
けれども、経験者の恭弥からすると…。その次元とは異なり…。
しかも…、一度引き受けたものの、断ることなど到底不可能であり…。

茉祐子、何とか自分自身を取り繕ってのパーティ会場となるホテルに…。
ホテルのロビーで待ってくれていた恭弥を見つけて、思わず胸を撫でる。

パーティが始まる前…、既にロビーにいる恭弥の知り合いに恭弥、茉祐子を紹介して、
少し茉祐子、緊張が解れ…。けれどもその恭弥の知り合いも外国人ではあるのだが…。

茉祐子、何を話しているのか、チンプンカンプン。
けれども、茉祐子を見て、いろいろと恭弥に話してくれている。しかも笑顔で…。
それだけでも茉祐子はまたまた、胸を撫で下ろす事に…。

…そして…。

遂にパーティ会場に…。
見渡す限り、まず自分がこの場にいると言う事に、
有り得ないと言う言葉が一番似合っているという現実に叩き潰されるような茉祐子。

ドレスアップの女性に、男性。中にはラフな格好もいるのだが、
それでも、ハリウッド俳優、ハリウッド女優ばりの雰囲気。
そんな中での、株式会社、グランドビュアー・瀬戸倉(せとくら)、
日本本社の代表取締役社長、楢橋結花(ならはしゆいか)のスピーチが始まる。

ただ、ただ、雰囲気に圧倒され、恭弥の傍にいる事しかできない茉祐子。
そしてそんな茉祐子を恭弥もしっかりとエスコートするように…。

スピーチが終わり、出席しているゲストたちに挨拶している楢橋結花。
専務取締役の楢橋結城(ならはしゆうき)。社長の結花の弟である。
そんなふたりの傍で常務取締役の綾篠玲(あやしのれい)、
ゲストたちの中で恭弥を見つけて微笑む。

そんな玲を見て恭弥、右手で合図してお辞儀を…。
茉祐子に、小さな声で、
「来ましたね~~。」

その声に茉祐子、いきなり鼓動が高鳴り、
「えっ…???」

玲、恭弥に近づき、
「ふふ、いらっしゃい。芥川さん。」

恭弥、
「お招きいただき、光栄です。」

玲、社長の結花に恭弥を紹介する。
結花、目の前の男性を見て微笑み、右手を…。
その手に自分の右手を差し出す恭弥。

そして結花、恭弥と握手をしてすぐに傍の女性にも右手を…。
「奥様…かしら…???」

その声に茉祐子、いきなりドキン。完璧に畏まりまくり…。小刻みに首を振る。

恭弥、
「はははは。楢橋社長、私は…まだ…、結婚は…。こちらは、私の姉の…娘で…。」

その恭弥の声に、3人、
「はっ…???」
「む…娘…さん…???」
「…おっと…。」

茉祐子、緊張してはいたが、何とか…、3人にお辞儀をして、
「な…、成宮…茉祐子…と、申します。」

玲、恭弥を見て、ニコリと…。そして笑顔で顔を小刻みに振る。
そして玲、恭弥に、
「今日は…、ありがと。じゃ…、後で、また…。」

その時、結花の弟の結城が腕組みをして顔を傾げる。
茉祐子、その場を離れようとしている3人にお辞儀を…。

結花は他のゲストに目を…。結城は腕組みしたまま体の向きを…。

玲、恭弥に左手を上げて…。傍の女性にも…。
その時、玲、
「えっ…???」
いきなり振り返り、目をパチクリ。
玲、すぐさま女性を見て、
「あ…、あなた…。」

それと同時に腕組みしていた結城も、
「あっ、思い出した。」

振り返ってきた玲と、結城を見て恭弥、
「……。えっ…???」

玲、女性を見て、
「…もしかして…、あなた…、化粧品の…。」

いきなり自分に向かって質問をしてきた女性に茉祐子、
「あ…、はい。」

「オールインワンのアイリーンのCМに…。」

茉祐子、いきなりドキンと。
「えっ。え~~。CМに…。」

すると玲、その女性をマジマジと見て、
「わ~~~。ほんと~~。うんうんうん。」
そしていきなり、
「結城~~。社長~~。」

その声に結城、
「うんうんうん。」

結花、
「えっ…???」

玲、女性に、
「CМに…出ていた…、モデル…さん…???」

結城、
「そうそう。どっかで見た顔だって…。そっか~~。あのCМ~~。姉さん…、社長。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.243.   そして…、パーティ当日。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋