ドキドキ 真純と聖子が帰って30分くらい経った後に茉祐子、リビングに…。
「おばちゃんたち、帰ったんだ。」

薫子、コーヒーを淹れながら…、
「あ~~、うん。30分くらい前に…。」

「そっか~~。」
茉祐子、腰の後ろで両手を結んで…。そして薫子に、
「…ちょっと…、散歩…してくるね。」

その声に薫子、
「えっ…???あっ、う~~ん。うん。分かった。行ってらしっしゃい。」

家から出てゆっくりと15分程…。近くに公園がある。
砂場で遊んでいる男の子と女の子。
すべり台の傍では2人の女性。子供たちの母親だろう。

そんな子供たちを見ながら茉祐子、ニッコリと、
「ふふ。かっわいい~~。」
腕時計を見ると午後3時半過ぎ…。

何も考えずに子供たちを見ながら…。
そんな子供たちを見守りながらも女性2人は手振りを混ぜて会話に熱心。

茉祐子、
「たま~~に、のんびりも…、いいかな~~。」
そう言いながら遠くを見つめて…。

その時、遠くのビルの上の空に…、ピカリ。

茉祐子、
「うそ。」

3秒もしない間に、ゴロゴロゴロゴロ~~。
慌てる女性2人。いきなり子供たちに駆け寄り、急ぎ足で…。

そして数秒後には、ザザザザ~~~~。
女性たちは子供たちを抱き上げてまた駆け足、一気に角に消えていく。

茉祐子、
「うそ~~~。え゛――――――――っ!!!」
ものの数秒で茉祐子、ずぶ濡れ…。
「な…、なんで…???あ~~~~。」
懸命に右左見て、
「あ~~~ん、もぅ~~。」
すると、20メートルくらい奥にあずまやがある。急いで茉祐子、
「あ~~ん、もぅ~~。」
駆け足でそのあずまやに…。

「びっしょびしょじゃんよ~~。もぅ~~。なんで~~。さっきまで、あんなに晴れてたのに~~。」

雨は全く止む気配を見せず…、むしろ、酷くなる。

あずまやの軒先から空を見るように、
「え~~~。全然、止む気配ないじゃ~~ん。どうしよ~~。もぅ~~~。」

降り始めてから凡そ10分。屋根から滴る雨。

茉祐子、
「参った~~~。」

単なる散歩、ホンの30分程度で家に帰るつもり。
バッグもスマホも…。当然、財布など…、部屋に置いたまま。
しかも、服装がショートパンツにタンクトップ、それに薄手のカーディガンを重ねただけ…。

「なんで…、こうなるかな~~。」

さっきよりは雨も落ち着いたみたいだが…、けれども、今度は僅かながらに風まで…。
時間は過ぎる。

茉祐子、腕時計を見て、
「あ~~ん、もぅ~~4時回っちゃったよ~~。」
辺りを見て、
「全然、止みそうにない~~。あ~~ん。バッグもスマホも…。とほほほほほ。」

それから10分…過ぎたろうか…。
じ~~っと雨の景色を見ていると、遠くの方から1台の車。ゆっくりと走っている。
雨で辺りは余り良く見えないが、白いセダンが…ゆっくりと走っている。

茉祐子、すぐさま、
「おとうさんの車っ。」

車は角を曲がって、ゆっくりとあずまやよりは数メートル離れてはいるが、
道路をゆっくりと…。

そして、ひとりの女性を見つけて、それが茉祐子と分かったのだろう、
パンパンと、クラクション。

その音にいきなり駆け出す茉祐子、
「おかあさんっ!!!」
雨の中を駆け足で…。

公園の入り口に。そして懸命に身を屈めながらも車に。
そして助手席のドアを。そしてシートにバン。

そんな茉祐子にすぐさまバスタオルを、
「だ~~いじょうぶ~~???」
バスタオルを体に巻いての茉祐子、涙を流して、
「おかあさ~~ん。」

そんな茉祐子を運転席から抱き締める薫子、
「もぅ~~~。心配したよ~~。まったく~~。いきなり雨降って。それも凄いんだもん。出てってから何も連絡ないし~~。確か、かなりラフな感じで出て行ったから~~。もぅ~~。茉祐子~~。」

そんな声に茉祐子、
「私も、ホンの30分ぐらいで帰るつもりが…、いきなりなんだも~~ん。び~~っくりしたよ~~。いきなり雷で、ザザザザザ~~。」

薫子、
「うんうんうん。…で、スマホは…???」

その声に茉祐子、首を横に、
「部屋に置きっぱなし~~。」
ぷ~たれた顔で…。

そんな顔を見て薫子、顔を歪めて、
「あらあらあら。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.233.   「…ちょっと…、散歩…してくるね。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋