先日、電話にて保護者懇談会があった。
学校によってはコロナ以来取り止めになっていた保護者との直接懇談会が再開された学校もあるが、うちの子の学校は3年生のクラスにクラスターが発生したまま数が減らず、学校内においての隔離状態が未だ継続されている事から、保護者の出入りは無しとし、電話懇談会となった。

夫の携帯電話に先生から電話が入るようにしておいた。
私は英語に自信がない上、娘の担任の先生は南アフリカから来ている先生で、独特なアクセントがある。
分かりにくいこともあるかもと、夫に任せた。

先生は「勉強の事は報告する事はありません。全教科いつもの通りです」と言った後、「私が言いたいのは、娘さんの精神的成長度合いです」と言った。
先日の差別的発言をした女子生徒に対しても、許し変わらぬ対応をしている。私はそれが本当に素晴らしいと感じていますと言ったそう。

先生はロンドンの大学で教員を取得。
それから結婚してカーライルに来た。
ロンドンでは自分の英語のアクセントで振り返ってまで人に見られるという宇宙人扱いを受けた事が無かったのに、カーライルに来て例えばテーブルで注文した際、隣の人に怪奇な目で凝視されるという経験を何度もした。
だから受け持ち児童がそれを言った時、感情が出過ぎてしまいそうで校長先生から生徒に話をしてもらうようにお願いしたのだという。

先生は「私は娘さんが『差別的発言は無知ゆえ、または孤独だから言ったと理解して流す、だから大問題にする事は無い』と私に言った時に、ああ、この子も私のようにこれまで何度も傷付いて来たのだろうと思うと、その精神的成長は同級生とは比にならないと思いました」と言ったそう。
しかし娘と同じ日、クラスメイトのインド人の女の子がやはり差別発言をされ、その保護者が大騒ぎしたため、問題が大きくなってしまった。

経験は良くも悪くも人を慣れさせ強くする。
私はカーライルで子供を産むと決めた日から覚悟して生きてきた。
娘にも息子にも、その覚悟を持たせて育てて来た。
ただそれだけの事である。

経験に無駄無し。
いつか父から言われた言葉であるが、本当にそうであると最近しみじみ感じる。
歳のせいだろうか…
昨日は行き付けの八百屋で大根と梨、柿と柔らかいキャベツを買った。
今日は大根とコンニャクの味噌煮にする。
タマラン幸せである。

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Source: イギリス毒舌日記