ドキドキ 聖子、なにやら笑いが止まらないように、ニコニコと…。
そんな夢乃の母親の笑顔が特に嬉しいようにスコットもニコニコと。

聖子、スコットに、
「どうぞ、どうぞ、お座りください。」
と、言って、思わず、
「わっ。」
夢乃を見て、
「日本語で…。」
口を押えて聖子。

そんな母親に夢乃、ニコリと、
「大丈夫、通じてるから…。」

スコット、そんな夢乃の母親に笑顔で、
「シツレイシマス。」
そう言ってソファに座って…。

聖子、ニコニコと、
「今…、お茶…。」

夢乃、
「うん。ありがと。」

君人、何かしらおどおどした姿勢で…。

夢乃、スコットに、
「スコッ、もう一度、紹介しますね。」
両親に言葉が分かるように…。

スコット、そんな夢乃に、ニッコリと、
「オネガイシマス。」

夢乃、
「パパ、こちら…、スコット・マクドナルドさん。私、今、この人と、オーストラリアでお付き合いしているの。」
そして、夢乃、今度はスコットに、
「スコッ。こちら、私のお父さん。ダディ。ナンバ・キミヒト。お母さんは、ナンバ・セイコ。」

スコット、
「ナンバ・キミヒト…。」
ニッコリと、
「ナンバ・セイコ。」
そして、
「サン…。」

夢乃、
「うんうん。日本じゃ、名前の次に、さん、て、付けるから。」
そして夢乃、
「…で、お父さんの仕事は、製薬会社に勤務してる。」

そんな夢乃に君人、
「おぃおぃ、おま、そんな…日本語ばかりで…。」

その声に夢乃、キョトンとして、
「えっ…???あぁ。大丈夫。多分、ママと話していても、全部、日本語OKよ。」

その声に君人、仰天したような表情で、
「う・うそだろ…???」

夢乃、そんな父親に、
「ノープロブレン。大丈夫。」

スコット、
「オトウサンヤオカアサンノコトハ、ユメノサン…カラ、キイテマス。オトウサン、スバラシイシゴト、シテマス。」
手振りを混ぜて笑顔で…。

君人、そんな男性に、途端に頷いて、
「あ、あ~~。」
思わず顔が綻ぶ。けれども、目の前の男性の恰幅のある体に圧倒されたままで君人、
「あ、いや…。」

「そして…。」
夢乃、
「パパ。」

君人、そんな娘を見て、口を尖らせて、
「…うん…???」

「スコットの仕事…、なんだけど~~。」

その声に君人、
「あ…、あ~~。」
目の前で始終笑顔でいる男性を見て君人。

夢乃、
「近い将来…、医者になる人。」

その声を聞いて、菓子器にお菓子を並べている聖子、ソファの方を見て、ニッコリと…。

夢乃の声に君人、いきなり目を真ん丸く、表情がガラリと変わる。
「えっ???」
男性を見て、そして夢乃を見て、
「お…、おぃ。今、おま…、何て言った…???」

夢乃、ニッコリとした顔で、
「将来、お医者さんになる人。小児科の…。」

途端に君人、上半身仰け反るかのように、
「将来…、医者~~~っ!!!!…って、おぃ。」
目を真ん丸く…。

そんな父親にもスコット、笑顔のままで…。

夢乃、
「彼は今、オーストラリアのシドニー、リベリアカウンティ総合病院に勤務している、レジデント。」

君人、今度は、
「レジテントって…おま…。医学生…。…しかも…、専門医。」

夢乃、そんな父の声にニコリと、
「うん。近い将来、リベリアカウンティ総合で、小児科医になる。そういう人。」

そこに聖子、
「ねぇ~。お父さん、スコットさん。凄いと思わない~~。オーストラリアで医学の道。医師になるなんて…。」
それぞれにお茶を出しながら…。

君人、まだまだ興奮治まらない様子で、
「いやいやいや。医者だ…なんて…。そんな…。」
いきなり出されたお茶を飲んで、途端に、右に大きく顔を向けて、
「ぶ――――――っ!!!…ごほっ。ごほっ。こ…、ここここ。」

そんな父を見て夢乃、慌てて、
「な~~にやってんのよ~~。」
そしてテーブルの下のボックスからティッュ箱を…。

聖子も、
「お父さん、お父さん。」

君人、ティッシュを数枚取って口に。
「ゲホッ。ゲホッ。ケホッ。コ…。あ~~~。」

いきなりスコット、心配そうな顔で…。

ようやく落ち着いた君人、喉を押さえて、
「あ~~~。ひでぇ~~。」
そして、目の前の男性に、右手を立てて、
「すまん。すまん。申し訳なかった。」

スコット、
「ダイジョウブデスカ~~。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.205.   「全部、日本語OKよ。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋