ドキドキ 凛久、椅子に腰掛けて、
「ふ~~ん。」
そして、文字打ち、
「えぇ~~。楽しかったですよ。新宿まで行って、その後、お台場に行って。」

「へぇ~~~。…で…???」
侑里から…。

凛久、
「…で…???…と、言われても…。」

「茉祐子ちゃん、何か言ってなかった…???」

そして少しの沈黙。

侑里、文字打ちして、
「おぃ。」

凛久、仕方なく、
「茉祐子ちゃんに、好きって…言われました。付き合ってくれって…。」

すぐさま、
「わ~~お。や~~りぃ~~。…で…???…で…???…君は彼女になんて…???」

凛久、いきなり、口から、
「…そんなの…、いきなり言われても、何て言っていいか…。」
そして文字打ちして、
「…いや…。茉祐子ちゃん…、僕にそう言って、その後、いきなり…、ごめんなさいって言って、そのまま…、駆け足で…。」

侑里、そのメッセージを見て、
「あっ、あ~~~。そっか~~。」
そして、
「そういう事~~。」
そして侑里、少し間を置いて…、
「ねね、霧島君、彼女、茉祐子ちゃんには、優しくしてあげて…。」

そのメッセージを見て凛久、
「えっ…???…あっ、あ~~。」
そして、
「えぇ…、分かってます。」

そして最後に侑里、
「うん、分かった、じゃ、おやすみ。」

それからの侑里からメッセージはなく…。

凛久、
「ふ~~ん。…やさしくは…。…ん~~。だよな~~。」

確かに凛久、自分としては、茉祐子と会うのは嬉しく、そして楽しかった。
そして茉祐子と会うと必ずしも、自分がいつも以上に笑顔になれと言う意識もあった。
けれど、あの時…。茉祐子の口から、「好き。」と言う言葉が出て、
それで、胸がときめいた…、と言う感情と言うものが…、あったかと問われると…。
特にはなかったのである。

意識的には、茉祐子と言う女性が、何故かしら、自分の可愛い妹的存在が大きく占めていた。
…けれども、それとは別に、いつも傍にいて優しく見守っていたい。
…と、言う感情もあるのだった。

自分の右肩に凭れて眠っていた茉祐子の頭のぬくもりが…。
そんな事を思い出しながら冷蔵庫に…。そしてまた1缶、ビールのタブをプシュッと…。

薫子、夜11時、両腕を真っすぐに天井に、
「ふぅ~~。でっきた~~。」
そして愛弓に、そのファイルを指で、トン。
「送信…っと~~。」
そして、背筋をがっしりと伸ばして、
「あ~~~~。…シ~~。飲んじゃおうっか。」

冷蔵庫からビールを1缶。そして喉にグイッと。
「ん~~~。ふぅ~~~。」

物音ひとつしないリビング。

「茉祐子は…寝たかぁ~~???」
そして、
「はて…???…今日の…お相手は…どちら…様…???…千晶ちゃんでないことは…確か。」

誰もいないはずのリビング。けれども、誰かに話している風に、
「だってさ~~。千晶ちゃんだったら、必ず、ライチと会う~~。とかなんとか、言う訳…だから~~。ねぇ~~。」

その時、パソコンの電子音、
「ピコン」
愛弓からである。
「先生、お疲れ様です~~。原稿、ありがとうございました~~。」

そのメールに薫子、
「おぅ。」

すると、何を思ったのか薫子、文字打ちして、
「ねね、愛弓ちゃんって…、どうして結婚しないの…???」
そんなメールを送ってすぐに薫子、ひとりで首を傾げて、
「…???…私は何を送ってるの…???」
そしてまたビールをゴクリ。ソファに深く座って、天井を見て、
「ふぅ~~。」

するとまた、
「ピコン。」

薫子、
「ん~~???」
そしてメールを見て、
「いやいやいや。先生…、どうして結婚しないのって…。…そりゃ、相手がいないからでしょうが~~。…どうしたんですか…、いきなり…???…何か…ありました…???…か。」
そのメールに薫子、
「いやいやいや。…何もないけど…。…なんか…ねぇ…。」
そんな風に思って、
「ごめんね。茉祐子が今、帰ってきて…。…けど、誰と会っていたのか…、分かんなくってさ。」
送信。そしてまたビールの一口。

そしてまた2分後。
「ピコン。」

「セ~~ンセ。茉祐子さん、今、26です。…そんな…、茉祐子さんが誰と会っていたのかって…。子供じゃないんですから…。」

そのメールを見て薫子、途端におちょぼ口になって、目を真ん丸にして、右左に…、
そして顔を傾げて、
「そりゃそうだ。おぅ。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.194.   「…今日の…お相手は…どちら…様…???」

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※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋