ドキドキ ふたりが向かう居酒屋。歩いてほんの5分程度の場所にある。
当然ながら駅の近く。交差点、横断歩道を渡って…。そして、向かいの歩道に…。

その時、ふたりが今来た方向にスマホの画面を見ながら歩くひとりの姿…。
「…っと~。あっ、こっちか…。」
周囲をぐるりと見渡しながら、
「トライアル・スクエア…、トライアル・スクエアっと~~。」
その時、目に飛び込んできたふたりの姿。
「えっ…???」
侑里である。すかさず、
「えっ。え~~~???」
スマホを持った手で、両手で口を塞いで…。
「えっ。マジで…。うそ。霧島君。成宮先生…。わぁ~~。」
思わず声を掛けそうになったが…。

瞬間、侑里、
「おっとっとっと…。えっ…???…何処に行くの、あのふたり…。ややややや。」
勝手に動く身体。しかも…、絶対に気付かれる事のない距離…。

そして凛久と薫子は居酒屋に…。

侑里、
「あ~~~。入ってった~~。」
そして侑里、
「えっ。マジで…???霧島君と成宮先生…。えぇぇぇぇぇ。…そういう関係…???うそ~~。…じゃ、じゃ、茉祐子さん、どうなっちゃうの…。え~~~。」
何かしら…変な感覚の侑里。
「マジで…???」
頭を撫でながら…。あちらこちらを見ながら…、そして見回しながら…。
「いやいやいや。私…、どうしよ…。どうしよ、どうしよ。トライアル・スクエア…入会するつもりで…来たん…だけど…。なぁ~~。」
右人差し指を顎に。そして左手に右肘を乗せた仕草で…。
「あ~~れ~~。私…、もしかして…、もしかしてとんでもないもの…、見ちゃった~~…かなぁ~~。かかかかか。ぷっ。どうしよ…。…えっと~~~。…まさか…、こういう…。え~~ヘヘヘへ…???…マジで、霧島君…、成宮先生…、好きなの…???…で、成宮先生も…霧島君…???」
口を尖らせて…。

侑里、腕組みした状態から、今度は考え事をするような仕草で、鼻先に右手人差し指を…、
「いやいやいやいや。ちょっ。ちょっと…待った。」
自分に言い聞かせるように…。
「えっ…???」
今までの凛久の行動を思い出しながら侑里、
「こう…いう…展開って、予感させられる…状況…???…ん~~~???」
首を捻りながら…。
「まぁ…、有り得なくも…ない…けど…。」

そして、今度は額に左人差し指を…。そして、思わず両手をペンと叩いて、
「よ~~し。帰ろっ。」
侑里、いきなり背筋をシャキッとさせて、ツカツカと来た道を…。

店の中で薫子と凛久、
「うん。この唐揚げ、いい。美味しい~~。」

「かかかか。先生…。いい食べっぷりですね~~。」

口の中をモグモグと薫子、
「いやいや。だって…。なんか、茉祐子が大好きなの食べると、こっちも…嬉しくって…。」

凛久、そんな薫子に、
「かかかか。うんうん。ですよね~~。でも…、うん。このたこ焼きも…、なかなかですよ~~。」
そして凛久、その皿を薫子の前に、
「おひとつどうぞ。」

そんな凛久に薫子、
「んふ。いただき。」
そして一個を…。食べて…。
「ん~~。うんうんうん。」
モグモグと…。そして薫子、自分の食べてる唐揚げを凛久の前に。

凛久、笑顔で、
「うん…???…じゃ、いただき。」
一個を箸で摘まんで口に…。
「ん~~~~。」
そして凛久、
「おほほほほ…。やるじゃん。」

薫子、そんな凛久に、右手を出して、親指を立てて、
「グッジョブねぇ~~。」

その時、店の女性店員。
「あ、あの…。」

薫子と凛久、その店員を見て、
「…???」

「成宮薫子先生。」
薫子の前に色紙を出して、
「すみません。サインお願いします。」

瞬間、薫子、
「あっ…。」

凛久、すかさず、
「ぷっ。」
そして凛久、薫子に手を差し出して、
「先生~~。」

そんな凛久を見て薫子、女性店員に笑顔で…。
そして、そのままの姿勢でお辞儀をして、
「ありがとう。はい。」
そして色紙とマジックを受け取って…。色紙に自分のサインを…。

凛久、そんな薫子を見て笑顔で…。

薫子、女性店員に、
「はい。ありがとうございます。」

女性店員、その色紙を受け取って、真っ赤な顔をして、ニッコリとして、深々とお辞儀をして、
「ありがとうございます。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.171.   ふたりが向かう居酒屋。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋