ドキドキ 侑里、歩きながら、
「まさか…、成宮さん、凄いよね~~。あんな表情…、しかも…、初めてのモデルで…。」

その侑里の声が聞こえたのか、聞こえなかったのか凛久、
「……。」

侑里、そんな凛久を見て、
「きりし…。」

何かしら遠くを見ている風な凛久。

侑里、頭の中で、
「…まっ、いっか~~。」
そして侑里、凛久の右腕に左肘を、グィッと。

凛久、
「へっ…???」

「心、此処に非ず~~。」
「あっ、はははは。えっ…???へっ…???」

侑里、
「な~~に、考えちゃってるかな~~。成宮さんに、ホの字かぁ~~。」

そんな侑里に凛久、
「えっ…???あ…はははは。いやいやいや。勘弁してくださいよ~~。」

「な~~んでよ~~。どうすんのよ~~、彼女のふり~~。まだ…あれから…。全然…何も進展…ないんでしょ。成宮さん…、完全に、その気になってるよ~~。」

凛久、空を見上げながら、
「ん~~~。」

そんな凛久を見て、
「何が、ん~~~よ~~。こんにゃろ~~。」
凛久の頭を左手で叩くように…。

凛久、いきなり体が仰け反り…、
「お~~っと~~。」

侑里、腕組みしながら、
「もぅ~~。ハッキリしなさ~~い。」
そして、
「そんな…。今まで女性とは無縁な環境って…。…でもさ。その環境が…今や。…これからは考え方…、少しは改めないと~~…。」

凛久、そんな有里の声に、頭を撫でながらも…、
「ですか……。」

侑里、
「違~~う。…そうなのっ!!!…ったく~~。」

その時凛久、一瞬頭に過るひとりの顔。

迅が運転する車の中で茉祐子、ただ黙ったままで…。

迅、そんな茉祐子に、
「かかかか。茉祐子~~、どうした~~。撮影…、良かったぞ~~。はは、仕上がりが楽しみ~~。」

茉祐子、迅の声に、
「へっ…???あ~~。」
思わず笑顔になりながら、
「うんうんうん。そうですよね~~。まさか…、私が…コマーシャルに…。」

迅、そんな茉祐子に、運転しながら、
「もしかして…、まだ…実感…沸かないとか…???」

「ん~~~。なんか…、まだ…現実感…、本音を言うと…、ないんですよね~~。」
「まぁ…なぁ。…ある意味、いきなり、ふって沸いた…、そんな感じだもんな~~。」

迅はそう言っているが、また茉祐子、遠くを見つめる目で…。

そんな茉祐子を見て迅、頭の中で、
「…ふん。まぁ…、仕方ねぇだろ。今回の大役。」

茉祐子、頭の中で、
「…霧島さん…。あれから全然、連絡ない…。」

会社に戻った茉祐子と迅にスタッフ一同、歓喜で、
「お疲れ様~~。」

それぞれから、
「ねね、どうだった、撮影~~???」
みんな同じ事を茉祐子に。

茉祐子、そんなスタッフたちにしっかりと感想を…。

凛花、迅に、
「…で…???」

迅、口を真一文字に、
「うん。」
そして、ちょっと苦笑いで、
「まっ、最初はね~~。…でも、その後はもぅ…。グッジョブ。」

凛花、その声に、
「へぇ~~~。かかかか。そぅ~~。うんうんうん。」

別件の打ち合わせが終わり侑里と凛久。

侑里、
「ほ~~ら。成宮さん、多分会社戻って仕事してるから…ラインでも…。」

凛久、
「あ、あ~~。」

凛久、茉祐子にライン。

茉祐子仕事中に、ラインの着信音。
「ふん…???」
スマホを見ると、
「あっ。」
画面を見て、
「お疲れ様…。良かったよ。うん。また後で、連絡する。今、仕事の途中だから…。」
そんなメールに茉祐子、思わず体が崩れるように…、
「あ~~~。」

そんな茉祐子を見て、千晶、巴、
「へっ…???どした~~???」
「いきなり…、寝起きみたいな声で…???」

茉祐子、途端に体を起こし、
「あっ。あ…、ははははは…、うん。ゴメン。なんでも…。」

千晶、意地悪そうな顔で、
「あ…れぇ~~~???」

茉祐子、そんな千晶に、
「な…、なによ…。」

「ふふ~~ん。」

1時間前…。茉祐子から撮影無事終了のラインをもらっての薫子、思わずガッツポーズで、
「オシ。茉祐子、やり~~。かかかか。」

そんな薫子を見ての穂成美、
「へっ…???先生…???」

薫子、
「あっ。ははは。ううん。OK、OK。」

そんな薫子に穂成美、
「はい…???何が…OK…???」
顔を傾げて…。

薫子と茉祐子~その愛~   vol.164.   

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》
庄司紗千 花笠音頭

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

アメーバ

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋