ドキドキ それから1時間後、茉祐子と別れて出版社に向かう凛久。
そんな凛久のスマホに着電。
「おっと~~。編集長…???…って、え~~???…って…。誰…、この番号…???」

仕方なく凛久、仕事関係かもしれないと…。スワイプして、
「はい。霧島ですけど…。」

そして凛久の耳に届く声。
「もしもし…。あっ、霧島さん…???…私…、元木です。」

その瞬間、一気に背中を走る冷たい汗。
頭の中で、
「…やべっ。」

凡そ5秒ほどの沈黙。

「あのぉ…。すみません…。私の方から…霧島さんのスマホに直接お電話して…。」

凛久、その声に、
「あ、あ…。いえ…。」

「今、忙しかったかしら…???」
「あ、あ~~。今…、出掛け先で…。」

「あっ、そうですか…。…あ、あの…。霧島さんから…、ご連絡…いただけなかったものですから…。社長からも…何度か電話…、頂いて…。社長が、それなら、今言う電話番号に電話して構わないからって…。それで…。」

そこまで聞いて凛久、
「あっ。あ~~。」

「ごめんなさい。いきなりお電話して…。迷惑…、だったで…。」

間髪入れずに凛久、
「あ~~。いえいえ。僕の方こそ、全然、電話出来なくって…、申し訳ない。」

七星、
「あ、あの…。」

瞬間、凛久、
「あ、あの…、元木さん。」

その声に七星、
「あっ。はい。」
ハッキリとした声。

凛久、
「…一週間。…一週間後…の日曜日。都合…、付きます…???」

その声を聞いて七星、
「あっ。はい。はいはい。一週間後の…。日曜日ですね。」

声がハキハキと。

「分かりました。はい。大丈夫です。はい。」

凛久、
「時間は…。」
そして、目をパチクリと…。
「時間は…。僕の方から…。」
そして、一旦スマホを耳から放して…。そしてまた耳に…、
「この…。この…電話番号で、大丈夫ですよね。」

七星、
「あ~~。はい。大丈夫です。はい。ありがとうございます。」

「…ん、じゃあ~~。」

「あ、はい。ありがとうございます。電話…、お待ちしてます。」
そう言った途端に、通話が切れる。

凛久、数秒、スマホを耳に、そして頭を垂れて、
「あ~~~。」

一方、七星、スマホを胸に、にこやかに、
「や~~った。ふふ。」

凛久、スマホを持ったままで、画面を見てスワイプ。
そして履歴から、ポン。

すぐさま、
「はい、私~~。お疲れ~~。どした~~???末次美商~、取材…終わった~~???」
侑里である。

凛久、
「お疲れ様~~。しっかりと…。うん。」

何かしら元気のない声。

スマホの向こう、
「ん~~???…なんか、声にハリ、ないけど…。」

「電話…、来ちまった。彼女…自身…から…。」

侑里、
「へ…???…電話…???…彼女からって…。」
目をキョロキョロさせて。けれども、すぐさま、
「えっ!!!もしかして…。元木っ!!!」

その声に周囲のスタッフ、侑里に注目。

咄嗟に侑里、身体を縮こまらせて、口元に右手を…。
「うそ…。本人から…???」

「うん。」

「あっちゃ~~~。…でも、彼女、どうして…霧島君の…電話番…。」
そこまで言って侑里、
「あ~~~。は~~ん。なる…ほど…。…社長……。」

「そういうこと…。」
そして凛久、髪を手で掬って。
「やれやれ…。」

侑里、凛久のその声に、
「…で…。それで、霧島君…。どうす…。」

「ん~~~。仕方なくって…さ。」
「うん。」

「一週間後の日曜日…。」
「えっ…???…一週間後の…日曜日…???…会う事に…したの…???」

「…ん…。ん~~~。」
そして遠くの建物を見て、
「仕方…なくってさ~~。」

侑里、
「わ~~~お。そう…なっちゃったか~~。」

「やれやれ…、参った~~。」

「ん~~~。…この際、誰か…、いい人…いる…。な~~んて、事に…しなきゃ…、どうしようも…ない…かもよ~~。私も…、いろいろとは聞いて…るんだけど…。まずもって、人付き合いのない人。…その程度だもん…。」
そして侑里、
「申し訳…、ないけど…。そんな女性に…、霧島君…では…。…まっ、私も…霧島君とは…まだ、2か月…程度しか、仕事上で…。彼女とは実際…、マッチング…するとは…。」

凛久、
「ふ~~~。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.139.   茉祐子と別れて出版社に向かう凛久。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋