ドキドキ 添川、
「まっ。霧島君には…社長…、お・ば・さ・ま…に当たる訳だから~~。」
そこまで言って添川。
「…けど…。私にとっちゃあ~~。そんな事…、どうでもいいんだけど…。」
そして、
「ふふん。雑誌が売れてくれれば…、御の字よ~~。但し、とにもかくにも…、フェア~~で、お願いしたいよね~~。ん~~???」

そんな添川に凛久、ぐんにゃりと口を曲げて…。そして、ため息、
「はぁ…。」
頭を掻いて。

添川、下唇をビロンと…。
「ふん…。」
そして椅子から立ち上がり、周囲に、
「打ち合わせ…行ってくるね~~。」
そして凛久に右手を上げて、人差し指をクイクイと…。

周囲のスタッフは揃って頭をコクリと…。

そして隣の編集会議室にて…。
「…で…???どうなってる…???」

誰も見ていない編集会議室の中、凛久、
「いやいや。参りましたよ~~。まさか…。こういう状況になるとは…。」

添川、クスクスと笑いながら…、
「何…???…また社長…、誰かと誰かをくっつけようと…???」

その声に凛久、
「へっ…???…編集長…、なんでそれを…???」

添川、椅子に座って、脚を組んで、そして腕組みをして…。
「まっ、社長の事だから…。やりそうな…事か…。ふふん。」

凛久、
「へっ…???」

「私が知っているだけでも…。過去に…2人は…くっつけてるね~~。」

途端に凛久、
「うそ~~~っ!!!」

添川、
「まっ、小暮美弥って言ったら、業界でも、水面下では有名だから…。…キューピットの微笑み。」

その声に凛久、疑心暗鬼の顔で、
「キューピットの微笑み~~???」

「まっ。…けど…、それは…男性に対してのねぇ~~。…でも、でもでも、それで、しっかりと…ゴールイン…しちゃってるんだから…。まっ、凄いっちゃあ、凄い。…ん…だけど…。あなた…、霧島君の場合は…???…どうなのよ…???」

その声に凛久、口を尖らせて、
「実は~~……。」

編集部に戻ってきた侑里、
「あれ…???霧島…君は…???」
周囲を見回して…。

「あぁ…。」
向かいの女性編集者、
「霧島さんなら、今さっき、編集長と…打ち合わせだって…、編集会議室に…。」

侑里、
「ふ~~~ん。」
侑里、その女性編集者に、
「ねね、由樹(ゆうき)~~。あんた…、総務の元木七星って…、どんな感じの人か…知らない…???」

その声に由樹と呼ばれた女性編集者、鳴海由樹(なるみゆうき)編集者歴10年。
ナターシャ、立ち上げメンバーである。由樹、侑里の声に、
「元木…七星~~~???」
そして、
「あ~~。総務課長の…。」

侑里、
「うんうんうん。」

由樹、思わず顔を傾げて…、
「ん~~~???」
そして首を振って、
「ううん…。全然…分かんない。…って言うか…。羽田さん、ごめん…。」
両手を顔の前で合わせて。
「社内でも、まず…顔…見ること…ないよ。彼女。」
すると、近くの編集者にも声を掛けて、
「ねぇ。元木七星…。顔…見る…???」

他の編集者も、
「ん~~。まず…、見ないかな~~。」

侑里、腕組みして、
「ふ~~~ん。そっか~~。」

由樹、
「何、羽田さん…???…その…元木…七星が…、どうしたの…???」

侑里、その由樹の声に、
「ふ~~ん。ちょいと~~。ある種のミッション…???…って…感じ~~。ある人に…頼まれてね~~。ふふん。」

由樹、
「ある人…???」

編集会議室では…。添川多喜、凛久からの話を訊いて、
「ぷっ。くっくくく。社長~~。そう来たか~~。霧島君に、元木…七星…かぁ。…ふふん。」

凛久、
「編…集…長~~???」

多喜、口を真一文字に、
「ん~~。まっ、分からない…訳でも…ないけど…。」
そして多喜、思わず、凛久を見ながら、
「かかかかか。まっ、残念だけど…、彼女に…、あんたは…、ん~~~。…と言うより、霧島にとっては…彼女…。私から言えば…。かかかか。役不足だわ。」
笑いながら、
「かかか、社長…、まっ、そこまで霧島を…見ちゃいないんでしょ。ただ、数字は…嘘をつかないけどね~~。」

凛久、そんな多喜の声に、
「編集…長…???どういう…???」

多喜、その声に、
「簡単よ。一言…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.110.   添川、「まっ。霧島君には…社長…、お・ば・さ・ま…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋