ドキドキ 茉祐子、
「あっ、ちょっと…、ごめんね。」
そして椅子から外れて。

千晶、
「うん。」

そして茉祐子、穂成美たちのテーブルに…。

穂成美、近寄ってくる茉祐子に気付いて、
「わっ、茉祐子さん。」

健匠も、
「えっ…???わっ!!!」

茉祐子、腰を低くして、
「こんにちは~~。」

咄嗟に穂成美、
「わっ。わわわわ。」

健匠、
「あ。あ~~~。」

茉祐子、笑顔で、
「どぞ、ごゆっくり~~。」
数回頷きながら…。そして引き返すように…。

穂成美、
「ああ、茉祐子…さん…。」

健匠、頭の中で、
「…やっべぇ~~~。」

カウンター席に戻る茉祐子。

そんな茉祐子を見ながら穂成美。急に、
「へっ…???」
椅子に座る茉祐子の左隣を見て、
「あ~~れ~~。」
そして、
「ねね、健匠、茉祐子さんの隣に座っている人…。あの人、確か…、ナターシャの…。」

その声に健匠も、顔の向きを…。
「わっ。うんうん。確かに…。なんつったか~~。確か…。」

穂成美、
「あっ。思い出した。霧島さん。」

その顔に思わずフィンガースナップの健匠、
「そぅ。」

穂成美、
「へぇ~~。あの人も…この店…。」
そこまで言って穂成美、
「えっ…???…でも、茉祐子さんの隣に、あの…霧島さんて…、どういう事…???」
そして…腕組みをして…、
「不思議~~。」
頭を傾げて。

そんな穂成美を見て瑛子。
「穂成美、どうした…???」

隣の男性も、
「…???」

瑛子、
「今の人って…???」

穂成美、そんなふたりに、
「あっ、あ~~~。ははは。ごめん、ごめんごめん。ウチの料理教室、その先生の娘さんなの、今の…。」

「へぇ~~。そうなんだぁ。綺麗な…人だよねぇ。」

穂成美、
「うん。…って言うか、瑛子~~。何そんな…引っ込み思案~~。」

健匠も、
「うんうんうん。かっこいいよ彼~~。なぁ~~。」

その声に男性、照れながら、
「あ、ありがとうございます。」

「澤田さんって…言ったっけ…???」

澤田と呼ばれる男性、
「あ、はい。澤田…雅弘(さわだまさひろ)です。」

穂成美、
「もぅ~~。こんなイケメン。瑛子、どんどん甘えなさいって~~。彼だって、その方が付き合いやすいって~~。勿体ないよ~~。それに…、スレンダーよりも、ふくよか…。どちらかと言えば、ポッチャリ系がタイプって…。私なんて、羨ましい限りだよ~~。こっちなんて、いっくらアクションしても、全くとんちんかんな鈍感がいるんだから~~。」

その瞬間、いきなりコーヒーを飲んで、
「ぶっ。」
吹き出す澤田。

そんな澤田をチラリと見る瑛子。

そして、こちらはキョトンとしている健匠。
目の前の澤田を見て、
「ぷっ、くくくく。」

澤田、
「す、すみません。」

瑛子、顔を赤らませて、
「いいの…かな…???」
完璧に緊張して、体を縮こまらせながら瑛子。
「…だって…、私…、こんなだし…。」

その声に健匠、
「まぁ…確かに…。おっきぃ…。」

その瞬間、穂成美、健匠の頭を右手でペシン。
「デリカシーなしっ!!!」

その声に回りの客も振り向き…。

途端に穂成美、舌をペロリと。

健匠、
「痛って~~。」

澤田、
「くくく。」

穂成美、澤田に、
「ごめんなさいね~~。こんな…とんちんかんな人で…。」

「いえいえ。なんだか…、羨ましいです。」

健匠、
「はっ…???…羨ましい…???」

「僕…、上に3人の姉がいるんですよ。」

穂成美、
「うわっ。凄~~い。」

健匠も、
「凄ぇ~~。」

「多分、母親の体質が…その姉たちに…。…そして…、母親ゆずりで…。身長は…、160…前後…。」
淡々と話す澤田。頷いて。そしてまたアイスコーヒーを…。
「体重が…、ありゃ、どうみても、70…以上。」

穂成美、
「わお。」

健匠、
「凄ぇ~~。どっひゃ~~。」

穂成美、そんな健匠を睨みつけるように、
「健匠…。」

その顔に健匠、下唇をビロンと。
「すみ…ま…せん。」

その健匠と言われた男性を見て瑛子、
「ぷっ。かっわいい~~。」

穂成美、
「凄いよね~~。そんなお姉さんが…3人…。」

澤田、
「えぇ…。けど…、僕、そんな姉たち、物凄い好きなんですよ。」

その言葉に穂成美、
「……。」

健匠は口を尖らせて…。

薫子と茉祐子~その愛~   vol.92.   茉祐子、「あっ、ちょっと…、ごめんね。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋