ドキドキ 「あっ、そっか~~。霧島君。まだ…そういうとこは…。分かんないもんね~~。」
侑里。
「完璧に、社長、霧島君に、元木七星、くっつけようって考えてるよ。」

凛久、また右手でうなじを撫でるように、
「やれやれ。」

「…って言うか、霧島君…、誰か…思いを寄せてる女性とかは…???」

その声に凛久、
「は…ぁ…???…いる訳…。」

瞬間、侑里、
「あ~~。かかかか。分かった、分かった。いる訳…ないか…。…ん…???何、今の…???急に、言葉…止まった~~。」

凛久、
「あっ、いや…、うんうん。いる訳ないでしょ。」

その声に侑里、
「ほんとに…???…くくくく。かかかか。」

「羽田さん。」

侑里、笑いながら、
「かかかか。はいはい。うんうん。…でも、こりゃ、ちょいと…、厄介だね~~。」

凛久、もうすぐ駅まで辿り着く。
「えぃえぃ。なんてこったぃ。」

スマホの向こう、
「ん~~。元木…さんか~~。どんな人なのかな~~。」

「えっ、羽田さん、知らないの…、彼女の事…???」

その声に侑里、
「ふん。あんまり…、名前…、出てこないよね~~。」

凛久、いきなり眉を吊り上げて…、
「マジ…???」

「ふん。マジ…。」
スマホを耳に侑里、キョトンと。
「年齢から…すると~~。30歳…前後…???」

凛久、
「ん~~。」
改札を抜けて、通路を歩きながら…。
「そんな感じは…するかな~~。」

「…って、言うか~~。私だって、彼女と話し…したことないよ~~。」
そこまで話して侑里、
「へっ…???もしかして…。ウチの編集部で、彼女…、私…見たこと…ない。」

凛久、
「えっ…???」

「まっ、部署が全く違うってこともあるんだろうけど…。」
そして侑里、
「かかかか。まっ、総務とウチじゃあ~~。雰囲気も全然違うでしょうけど…。…もしかして…、ウチの編集者に…彼女の事…なにかしら…訊いてみれば…。」

ホームに着き凛久。
「あっ、それ…いいかも…。」
その瞬間、凛久、頭を傾げて、
「…って、それ…、僕にできます…???」

いきなり侑里、
「ぶっ!!!…確かに。くくくく。」

「みんなに…、なんで僕が、そんな事訊く…???…って言われるようなもんでしょ。」
「だ~~よね~~。かかかか。分かった、分かった~~。私から、それなりに…訊いてみるよ~~。」

凛久、額に右中指を…。
「ふぅ~~~。まっ。でも…。こっちは…その気…なくっても…。向こうは…。」

侑里、
「うんうん。向こうは…???」

電車が来る方向を見て凛久、
「な~~んだかな~~。終始…にこにこ顔で…。」

「へぇ~~~。」

その時、廊下をドタドタと…。
「ほらほら。美里~~。パジャマ、パジャマ~~。」

遠くから男性の声が聞こえてくる。咄嗟に凛久、
「あっ。ごめん…、電話…迷惑だった…???」

侑里、
「あ~~。ううん…、大丈夫。」

電話している妻を見て夫の羽田悠一朗(はたゆういちろう)、
構わず美里にパジャマを着せる。

そんな夫に笑顔で侑里。
「ウチの旦那様…、理解ある人ですから…。」
夫を見て舌をチロリと…。

悠一朗も、そんな妻を見て、口をへの字に…。そしてすぐさまニコリと。
「お~~し。いい子だ~~。」

侑里、
「まぁね~~。社長と一緒だったら…、誰でも、始終、ニコニコ顔には…なっちゃうよね~~。」

「おっと、電車来た。羽田さん。ごめん。んじゃ…また…。会社で…。」
「オッケ~~。じゃ、おやすみ~~。」

「どうもです。」

通話が切れる。

悠一朗、
「ふん。会社の人…???」

「ふん。ほら。新しく編集部に来た、霧島君。」
夫に侑里。

「あぁ…。」
そして、
「ほぃ。美里~~。終了~~。」

するといきなり母親にダイブの美里、
「ママ~~。」

侑里、
「わわわわ。悠美…寝てるから~~。」

悠一朗、
「さてと。俺は…、一杯…、頂きますかな~~。ママは~~。」

その声に侑里、
「あ~~。私はいい~~。」
そして侑里、
「ふ~~ん。元木…七星…かぁ~~。さてさて。」

つり革を握って…。壁に掲示されてある地下鉄の路線図を見ながら凛久、
「ふ~~ん。元木…七星…ねぇ~~。…やれやれ。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.87.   「社長、霧島君に、元木七星、くっつけようって考えてるよ。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋