ドキドキ 凛久、
「いや~~。そんな事は…。ないと思うけど…。」

茉祐子、
「でもでも…。ビールだって、ワインだって、あれから…、随分…飲んでるけど…。全然顔に出てないし…。ねぇ、おかあさん。」

薫子、そんな茉祐子の話に頷いて、
「うんうん。」

一颯も、目をキョロキョロと、
「あ~~。うんうん。そういえば…。俺と…シゲさんより…は…。飲んでるわ。はは。」

凛久、
「そう…ですか~~???」

美珊、
「それに…、さすがは編集者さん。霧島さん。お話、上手~~。」

一颯も茂樹も、腕を組んで、
「あぁ~~。あぁ~~。そういえば…。なぁ~~。」

お互いに、お互いの顔を見合わせて…、
「あんあん。」

凛久、思わず照れて、
「いやいやいや。そんな事は…ありませんよ…。」
顔を下に向けて右手を振って…。

茉祐子、
「あっ。照れてる。ぷふ。」

その声に凛久を除いて4人、目が…。

茂樹のスマホにラインの電子音。

茂樹、
「おっ。」

一颯、
「彼女だっ!!!」

途端に美珊、
「キャッハッハッハッ。」
手を叩いて。

薫子、
「あらららら。」

茂樹、
「あほか。な~~訳ねぇだろ。おら。」
そして一颯の顔にスマホの画面を…。

一颯、
「ん~~~???…今、ママと一緒~~。車だから、迎えに行く~~。帰りにパパの奢りで、ごはんね~~。覚悟しといて~~。六条さんのトコでしょ~~。…だとさ。」

美珊、
「あはっ。梨湖(りこ)ちゃんだ。」

茉祐子、
「りこ…ちゃんって…???」

美珊、
「うん。シゲさんの娘さん。15歳。3人姉妹の末っ子娘、すんごい、可愛いの。」

薫子、
「へぇ~~~。ふんふんふん。松本ディレクター、3人も娘さん…。」

茂樹、
「あ~~。上は、もうとっくに結婚してるけど…。2番目は今、ロンドンにいる。外資系の企業で働いてる。」

美珊、薫子を見ながら、
「2番目の娘さん…は、まだ、私…、顔は…見たこと…ないんだけど…。」

茂樹、
「かかかか。そりゃそうさ。こっちに帰ってくる気なんか…あるのかないのか…。かかかか。」

美珊、薫子と茉祐子を見て、
「中学卒業してすぐにロンドン留学。そのままロンドンで就職。凄いでしょ。」

薫子、茉祐子、
「うそっ!!!!」

「じゃ、英語…堪能なんだ。」
茉祐子。

「誰に似たんだか…。誰の…DNAか…。なんでか…あいつばっかりが…背が高い。20歳で170だぜ。俺と同じ。」

薫子、
「凄っ!!!」

「まっ、カミさんの父親の…由縁…だろうけど…。」

「へぇ~~。じゃ、奥様も…身長…???」
茂樹を見ながら薫子。

その声に茂樹、右手を振って、
「いやいやいや。俺より、背ぇ、低い。…どちらかと言えば…。うん。先生と茉祐子ちゃん…、くらいかな…。」

「ふ~~ん。」
薫子。
「ふふ。見てみたいね、奥様と娘さん。」
茉祐子の顔を見て。

茉祐子、
「うんうん。」

そしてやがて…。茂樹のスマホに再びライン。

茂樹、
「おっと…。」

美珊、
「来たみたいね。」

茂樹、サササと文字打ち。

…すると…。

ドアを開けて…。
「こんにちは~~。」

美珊、ドアに振り向いて、
「わぁ~~。梨湖ちゃ~~ん。」

一颯、
「おっ、来たな。かかかか。」

薫子と茉祐子、振り向いて、
「わぁ~~。ほんと、かっわいい~~。」

梨湖、美珊と一颯にお辞儀をして、
「六条さん、お久しぶりで~~す。」

そして梨湖の後ろから、
「こんにちは~~。主人が…。」

入ってきた茂樹の妻、松本来未(まつもとくみ)である。

そして目の前に現れた女性の顔を見て、
「へっ…???うそっ。成宮先生~~。わわわわ。び~~っくり~~。」

薫子、その声に、
「あっ。あ~~、はい。」
全員を見回しながら。
「はい。成宮です。初めまして。」

来未、
「うれっしぃ~~。はははは。」
思いっきりの笑顔で、
「まさか…、ここで会えるなんて~~。もぅ~~。」
そして夫の茂樹の顔を見て、
「…ったく~~。何も言ってくれないんだから~~。すみません、先生…。」
そして薫子に握手をねだる。

茂樹、
「いやいやいや。俺だって実際、ここに来るなんて…。なぁ…、一颯~~。」

一颯も、
「かかかか。あぁ。来未さん。俺が仕掛けた。サプライズ~~。」

来未、
「ありがとうございます。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.66.   茂樹のスマホにラインの電子音。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋