4か月間のロックダウンが緩和され、店は常に列が出来ている。
特に年寄はワクチン接種を終えているため、午前中は年寄だらけである。
何処に入るにも列が出来ており、私の職場も入り口で入場制限をかけ、客を待たせている状態が朝から続く。
試着をお断りしているも、店員の見ていない場所で試着し放置する客達。
なかなかルールを守ってもらえない。

年末にスタッフの半分を解雇した。
1回目のロックダウンで会社の金が無くなり、各店舗に解雇命令が出たから泣く泣く切った。
それでもうちの店舗そのものが閉店に追いやられなかっただけでも有難い。
が、今回のロックダウン緩和前に会社から「新しく3人入れてエエで」と通達が来たたため、慌てて募集&面接で採用し、先週までに研修を終えた。

そのうちの1人が昨日からのスタートだった。
すでにレジの研修は終えているから、とりあえずレジにだけ立っていてもらえれば、私や他のスタッフがレジに手が取られる事なく仕事が出来る。
38歳の明るい人当りも良く、接客業に慣れた人だったからレジに向いていると思っていた。

当日の朝10時、いよいよ出勤してきた。
うちの若い店長が「とりあえず今日は1日レジでお願いします。まだ研修中なので勿論、出来るだけ1人にしないようにしますが、もし分からないことがあったら何度でも呼んで下さいね。じゃあ、準備ができたら売り場へ。〇〇さん(私の名)が待ってるから、そこで聞いて下さいね」と言い、店長は電話が鳴ったのでそのまま電話に出た。
私は売り場で新人さんを待っていたが、10分経過しても出て来ない。
トイレを見に行ったが誰もいない。
あれ・・・何処行ったんや・・

どこにもいない。
これはオカシイ・・と言う事で、スタッフルームの防犯ビデオを巻き戻して見てみたら、荷物を持ってスタッフ用出入口から出て行く様子があった。
え・・何?どういう事や・・?
店長が「私の言い方が癇に障ったんやろか・・?」と言った。
いや・・違う。
気が変わったんちゃうか・・
来たけど、嫌やわ、やっぱり帰ろか・・そう思ったのか・・
せやけど、わざわざ来て?

店長が携帯に電話を入れるも出ない。
そうこうして1時間半経過。
本人からメールがあり、「さあ売り場に出ようと思うとパニック症を起こし、帰宅しました。接客業は出来ません」とだけきた。

この新人さんが前にショッピングセンター内の靴屋で働いていた履歴を知っていた為、私は店長に「そこの人に聞いてみたら?もしかしてパニック障害を持っている人で、もう大丈夫と思って応募してきたけど、やっぱりアカンかったとか、そういう事かもよ。それやったら理解してあげないとね」と提案。
店長が聞きに行った。
するとやはり、パニック障害を持っており、とても良い人だったけど退職したという事だった。

若いスタッフはパニック障害そのものの名を「自分でそう言うてるだけの病名」と思っていたみたいであるが、実際になっている人が知人にいる私だけに、大丈夫な時期とそうでない時期があり、周囲から理解されにくい病気であると説明しておいた。
とても良い人だっただけにチャンスを待ってあげたい気持ちであるが、解雇となった。
もしかして、あの店外の人の列がプレッシャーになったのだろうか・・
人気ブログランキングへ
Source: イギリス毒舌日記