ドキドキ 薫子、茉祐子を見てにっこりと、
「予定変更~~。」

茉祐子、
「へっ…???」

薫子、バッグから2枚のチケットのようなものを出して、
「プロデューサーから、差し入れ。」

「差し入れ…???」
茉祐子、薫子が差し出す一枚のチケットを見て、
「わっ。これって…???」

「うん。錦司(きんし)町にできた人気のお寿司屋さ~~ん。中々予約が取れないって…。」
薫子、
「ふふ~~ん。それが、局のプロデューサー。店がオープンした時に配られたチケット…2枚、余ったのって…私に…。しかも…、今日が最終日。番組、好調だからって…。いっただっきました~~。」

茉祐子、
「わぁ~~お。超ラッキー。」

「…と、言うことで、これから…???…大丈夫…???」

その声に千晶、
「かかかか。うん。マユ、行っといで~~。」

そんな千晶に茉祐子、千晶と巴に両手を合わせて、
「ごめん。」

千晶、にっこりと、
「うふん。」

薫子、
「千晶ちゃん、ごめんね~~。んじゃ、茉祐子ちゃん。」

茉祐子、ふたりに、
「じゃ…、おつかれ~~。」
またまた顔の前で両手を合わせて…。

千晶、
「うふん、じゃね~~。」

薫子と一緒に歩いていく茉祐子。

巴、
「ねね、千晶~~、茉祐子の…おかあさんって…。」
エントランスの外に…、茉祐子と薫子を見ながらの巴。

千晶、
「ふん。マユと薫子さん。本当は、親子…だけど…、血は繋がってないの…。」

「へっ…???」
「つまり、薫子さんは、マユの…継母…、ママハハね。」

巴、その声に、
「ママハハ…???…えっ…???」

千晶、
「ふふん。見ての通り、薫子さん…。若いでしょ。」

巴、3回ほど頷づいて。

「薫子さん、現在34歳。マユは、今、私と同じ26歳だから、薫子さんとは8つ違い。」
「8つ…。凄い。普通なら、お姉さんと妹だわ。」

「マユのおかあさん…、10年前に心臓病…患って、亡くなってるの…。マユ、高校2年の時なんだって。おとうさんはテレビ局のプロデューサー。おかあさんは料理研究家。」
「ふ~~ん。へっ…???茉祐子のおとうさんもテレビ局のプロデューサー…???…そうなんだ~~。」

そんな巴の声に千晶、
「うんうん。マユのおとうさんの番組に、マユのおかあさんも料理で出てて~~。」

「へぇ~~。凄~~い。」
「マユのおかあさん…亡くなったでしょ。…で、その後継で、番組に登場したっていうのが、彼女、薫子さん。…ある意味…、マユのおかあさんのお弟子さん…的、感じかな~~。マユのおかあさん、物凄く可愛がってたって、マユ…言ってたから…。だから、あのふたり、まっ、確かに今は親子なんだけど…、マユのおかあさん、存命のときから、仲良しだった…らしい…。」

「ふ~~ん。」
「まっ、だからかな~~。自然に、薫子さんも、成宮の家に溶け込みやすかったって…。…で、どうせなら、マユのおとうさんと…結婚しちゃえって、なって…。周りの人たちからの声もあって…。」

巴、話を聞きながら、
「うんうん。」

「なんだ…けど~~。今度はマユのおとうさんが…。…なんて言ったかな…。確か…、膵臓癌…???」
千晶、首を捻って空を見て、
「マユの…おかあさんが亡くなって…、5年後…???…だったかな…。うん。数か月後には…。」
両手を合わせて…。
「薫子さんがマユのおとうさんと結婚して…、4年目…かな…。」

巴、
「ふ~~ん。そうなんだ~~。」

「でも、この話を知っている人は…、うちの部署で…、言ったら~~、ふ~~ん。」
千晶、唇に人差し指を当てて、
「本部長の宇治川愛耶乃、そして~~課長の榛名迅。そしてもうひとり、是枝勇吾(これえだゆうご)。」

その声に巴、
「へっ…???勇吾君って…???…なんで…???」

「実は~~。これ…、彼の前で言うと、ジロリと睨まれるんだけど…。マユの…従弟なの…。」
「へっ…???…マジで…!!!」

「うん。なんでも…是枝氏…、身内と一緒に仕事するのが大っ嫌い。な~~んだって~~。だから~~。シークレット。」
「へぇ~~。…そういう風には…、見えないけどな~~。」

千晶、そんな巴に、
「ふふ~ん。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.2.  薫子、茉祐子を見てにっこりと。「予定変更~~。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋