昨日は気温が17度を超えた。
今年初の温かい日であった。
桜も少しずつ開花しつつある。
「義母さん、今年も春が来ました。あなたのトマトが今年から食べられなくなって寂しいです」そんな事を問いかけながら仕事に向かう。

夫は死亡診断書を持って弁護士や銀行に行ったり来たりしている。
人が生きていた証を抹消していく作業も又、大変であると思う。
そんな先週、義母の長男が「いつにいくら入るか教えてくれ。それを知りたい」と言って来た。
まだ義母の家も売っておらず、その他もろもろ諸費用がかかり、それを片付けてからの相続であるが、長男が知りたいのは自分の口座にいつにいくら入金されるのか、それだけである。
今、自分の弟がやってくれている書類などの複雑な過程は知りたいとも思わない。

義母は自分が亡くなった際、全ての雑用を自分の三男がやらねばならない事は分かっていながらも、きっちり財産分与は3人の息子に三分の一ずつで書き残した。
どうして全てを整理してくれる息子に多く残すのが義理だと思わなかったのだろうか・・
時々そう思う事がある。

「分かったら連絡くれ」と言い、長男は電話を切った。
少しずつ進んで行く義母の持ち物の解体作業。
「早く金が欲しい」と言える長男が羨ましい。
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Source: イギリス毒舌日記