ドキドキ 奈都美、目の前に差し出されたものに、
「わぁ~~。竹美屋の窯出しプリン。凄~~い。」

葉月、
「これ…、中々手に入らない高級プリーン。」

伸永、
「うんうん。僕も知ってます。珍しく、姉ちゃんも買ってくること…ありますから。」

奈都美、葉月、
「いいんですか~~、部長~~。」

そんな声に瀧澤、可笑しがって、
「いいも、なにも…、今、他のみんなにも差し入れてきたから。賞味期限は今日まで。だか~~ら…。今でしょ。」

その声に奈都美も葉月も、ガクッ。
「あれ…???」

「まっ、ついでに、私も一緒に、お昼…しようかなぁ~~って。」
そして瀧澤、空いている席に座って。
「いっつも、ユッコがここに…。」

奈都美、
「今、カンちゃん、座ってる場所に…。」

瀧澤、
「ふん。」
そして、
「ユッコ、頑張ってるね~~、一生懸命。見舞いに行くと分かるわ~~。」

葉月、
「うん。さすがユッコだよ。男気質。」

奈都美、
「うんうんうん。」

瀧澤、
「だ~~よね~~。…で、翔も…今は…とにかく、我慢の時。行く行くは、アレフーズ、紀本主任とタッチだから…。」

その声に途端に葉月、奈都美、口を閉ざす。

その瞬間を瀧澤は見逃さず、
「ふん…???どした~~???なんだか…、浮かない顔だけど…。」

奈都美と葉月を交互に見ながら…。
葉月は奈都美を。奈都美は葉月に目配せ。

瀧澤、
「何々、何かあったの~~???」

瀧澤に言いづらそうな奈都美と葉月。

いきなり伸永、
「実は…。」

葉月、その伸永の左脛を右パンプスの先でコツン。
奈都美は奈都美で、左げんこつ、その裏側で伸永の頭をコツン。
殆ど、それが同時に。

伸永、顔を歪めて、
「あたっ…。」

その光景を見て瀧澤、
「ぷっ。」
そして、
「あなたたち、本当に仲がいいわね~~。…それに、伸永~~。良かったね~~。いい友達が出来て。」

その声に伸永、思いっきり笑顔で、
「はい。」

そんな伸永の顔を見て奈都美、ぶすっとした顔をして…。
葉月も伸永に顔をクシャリと…。

瀧澤、
「な~~に~~。どうした~~。翔の名前…出した途端~~。」

弁当を食べる手が止まって、奈都美も葉月も。

弁当を広げながら瀧澤、
「まず、はいはい。お弁当、食べちゃいましょ。」

そして瀧澤が弁当を開けた途端。奈都美も葉月も、
「わっ、美味しそう~~。部長のお弁当~~。」

その声に瀧澤、顔を歪ませて、
「…そお…???」

「いやいやいや。尾田ちゃんのお姉さんのお弁当も美味しそうだけど、部長のも~~。」
葉月。

瀧澤、
「え~~~???…そっか~~。伸永は…梨花さん、毎日、お弁当…。」

葉月、
「うんうん。すんごいの、美味しそうで…。」

「そっか~~。ふっ。食べよ。」

「はい。」
葉月、奈都美。

奈都美、
「プリン、い~~ただいちゃおぅ~~っと~~。」

瀧澤、
「どうぞ、どうぞ。」

葉月も、
「わ~~たしも~~。」
そして葉月、
「部長~~。」

「ん~~。」
「翔にぶつかってきた二輪車の犯人…。」

「うんうん。まだ…、何も…。」
「そっか~~。」

「もしかして…、3人とも…、翔のアパート…行ったんじゃないの…???…内海課長に、住所訊いて…。」

その声に奈都美、いきなり…口を噤んで…。

「どうしたの~~ナッちゃ~~ん。」

葉月、プリンを食べて、
「わ~~お。お~~いし。うんうんうん。優里亜が…いたの…。翔の部屋に。」

その瞬間、奈都美、
「カンちゃんっ!!!」

葉月、
「いいよ、部長になら、言っても~~。だって~~。部長から言われてナツ~~。翔と~~。」

奈都美、ぶすりとして、
「そう…だけど~~。」

瀧澤、少し考えて、
「翔の部屋に…優里亜、加瀬さんが~~。ふんふんふん。そっか~~。な~~るほどね~~。」
そして、
「ふふ…、だからか~~。」

葉月、奈都美、
「えっ…???」

「庸ちゃん、内海課長…、ナッちゃん、心配してた。」

奈都美、葉月、
「か…課長が…???」

瀧澤、
「ふん。」
ニッコリと…。

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庄司紗千 海をこえて

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋