ドキドキ 翌日、朝、鈴江は翔の元に。包帯を解いて鎮痛剤を…。
そして冷蔵庫のものを温めて、お味噌汁と…。
「わざわざ作ってくれたんだもん。食べなきゃ…。…とは言うものの、明日っから…困ったわね~~。泉美も泉美で、忙しいし~~。」

そんな母親に翔、
「いいよ。何とかするよ。今じゃ、デリバリーだってあるから…。」

「そりゃ、そうだけど~~。ふ~~ん。」
腕組みをして…。
けれども、
「ふん。何とかしよう。さて。かあさん、会社…行くわ。…で、そのまま横須賀…帰る。…一旦は…。」

翔、そんな母親に、
「一旦は…。はっ…???ふっ。」
そして、にっこりと笑って、
「あぁ。センキュ。」

鈴江、口を捻じ曲げて、
「この…ひねくれもんが~~。」
翔の頭を左拳でグイッと。

玄関で鈴江、
「もしか~~したら、泉美、チョクチョク、来るかも…知れない。」

翔、
「なんで…???」

「そりゃ、なんたって、あんたの元カノに、バッタリと出会えるかも…。そんな細やかな野望~~。そっちの方が面白いって…。」
「何バカな事…考えてんだ…???…ったく…。」

「…っと、言うか、あれで、かなりの心配性だからね~~。泉美も。」
「まっ。なんだかんだ言って、いっつも助けられては…いたけど~~。」

鈴江、
「じゃね。」

それから2時間後、クック・ル・ポットの受付。
係の社員が、口頭で案内をして。

鈴江、
「ふ~~ん。ここが、クック・ル・ポット…、商品企画開発…部…。」
部署の中に入って、
「すみ…ませ~~ん。」

スタッフらがひとりの女性に顔を…。

奈都美、伸永、葉月、
「…???…いらっしゃいませ…。」
内海の方を…。

康と靖子も、内海を、そしてすぐに瀧澤に…。

瀧澤、周囲を見回して、目の前に現れた女性に戸惑いながらも笑みを…。
そしてチョコンとお辞儀をして。
「いらっしゃいませ。…どちら…さま…???」

鈴江、目の前の女性に丁寧にお辞儀をして、
「幸村翔の母、幸村鈴江と申します。」

その瞬間、スタッフたち、総立ち。
「えっ。」
「え…???」
「えっ…???」
「わっ!!!」
「やっ。」

瀧澤、
「これは、これは。初めまして。瀧澤と申します。幸村君、昨日…。」

鈴江、
「え~~え~~。電話が来て、事故で打撲と…。昨日は…部長さん、ほんとう~に、ありがとうございます。ずっと、着いてくれたようで…。」

「幸村君、あれから…???」

「えぇ…、静かに…休んでいます。」
そして鈴江、目の前の女性から向きを変えて、スタッフたちに、
「いつも…翔の事、ありがとうございます。」
お辞儀をして。

スタッフたちも立ったままで女性にお辞儀を。
そして鈴江、ひとりの女性を見て、にっこりと。

その視線に葉月、奈都美、
「!!!」

鈴江、
「部長さん。これ…、少しですが、みなさんで…どうぞ。」

瀧澤、
「そ…、そんな…、おかあさん。幸村さん、そんな…お気を遣わず…。」

鈴江、スタッフらにも目を…。
「みなさんで召し上がって下さい。」
鈴江、低姿勢で、
「これからも、よろしくお願いします。」
丁寧にお辞儀をして。

瀧澤、
「わざわざ、申し訳ありません。警察には私の方から被害届。何か連絡ありましたらすぐに、幸村君の方に。」

「ありがとうございます。何から何まで…。」
「いいえ~~。大切なスタッフです。全力で、お守り致します。」

鈴江、
「では、私はこれで…。お忙しいところ、お邪魔して申し訳ありません。」
スタッフたちにも一礼してドアの方に…。
その時、昨夜翔のスマホの画像でのふたりの顔を見て、笑みを…。

奈都美、目を、あちらこちらに…。伸永もキョトンとさせて…。

女性がドアの外。

葉月、椅子に座ろうとした奈都美に、
「ねね、ナツ~~。翔のおかあさん、綺麗な人~~。」

奈都美、声を出さずに、首を数回頷かせて…。

葉月、
「し、しかも…、翔のおかあさん、ナツと尾田ちゃん…、見てなかった…???」

奈都美、椅子に座って、
「ん~~。なんか…そんな感じ~~。」

伸永、
「僕も…なんですよね~~???」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋