先週、息子のオンラインレッスンの課題を見ていた時の事。
その日は「健康的な食事が何故私達の体に必要なのか?」というのが題目で、ヘルシーな朝ごはんを食べていますか?という問いから始まった。
約45分の授業の後、息子はその課題提出の為にパソコンを打ち始めた。
私は「提出課題は何なん?」と聞いた。
息子は「いつも僕が食べている食事の1週間の献立例と、自分が考えるヘルシーな食事を提出するねん」と言った。

うちの献立例はほぼ日本食なので先生は意味が分かるだろうか・・
その週、うちは月曜日にチキンカツ・マカロニサラダ・グリンピースの卵とじ・インゲンの胡麻和えであった。
火曜日はマーボー春雨などなど、水曜は鯖の塩焼きなどなど・・と、1つも洋風飯が入っていない。
息子が「マーボー春雨を英語で何て打ったらエエの?」と聞く。
私は「確か中華料理メニューにマーポー豆腐とあったから、マーポービーンヌードルでエエんちゃう?」と答えた。
それを聞きながらニヒルに笑う娘・・「フフ・・聞くだけなら意味分からんな、私らの食べてるもん・・」と言った。
まあ、オカンが日本人である事は分かってはると思うので、そこはスルーしてくれるであろう。

定期的に「ヘルシーな物を食べましょう」という内容の授業を子供達は受けるが、今はイギリスの小児肥満は深刻化している。
私は個人的に、やはり家庭内事情が大きく関わっていると思う。
ご飯を作る保護者の意識はピンキリで、もうここ20年ほど子供の肥満や健康的な食事を根付かせる努力をしてきた専門家達も改革は無理だと今では何も言わなくなった感がある。

「健康な食事を!!」は標語として耳には入るが、あくまでそれだけである。
実行しなかったらどうなるのか、これを理解させねば本当の意味で理解できないのではないかと思い、私は以前見たドキュメンタリー番組を子供達に見せる事にした。
中学高校の児童が5週間参加する肥満解消プログラムキャンプである。
イギリスの国民健康保険サービスが運営しているプログラムで、参加中の衣食住は基本(そうではないケースもあるが)国が負担。
15歳前後で既に120キロを超えている児童もおり、参加者のほとんどがイジメ被害に遭った経験者でもある。
「太っているというだけで駄目な人間と決めつけられて悔しい」と涙で訴える映像を見ながら、娘は「可哀想に」と言った。
息子は「僕も太ったらあそこに行くの?」と聞いた。
私は「行かないようにする為にお母さんの努力が一番大事だけど、どうしたら良いと思う?」と尋ね、息子は自分なりに考えながらそれをレポートに書いて提出した。
2人共ショックな様子であったが、決して早すぎる画像ではないと思っている。

残り1週間で子供達は学校に戻る。
去年3月から二度目の学校閉鎖であったが、私にとっては子供が何を学んでいるのか理解できた二度とない好機だったと思っている。
途中に義母を亡くしたけれども、私の意識の中に「ああ・・3時になったら義母に会いに行ってやらなあかん」という気負いが無い分、とても内容のある学校閉鎖期間であった。
これが最後の学校閉鎖になるのか、また再び数か月後にあるのか分からない。

先日のボリスジョンソン首相の計画発表から1分後、イギリス人のこの夏の旅行予約が1000倍に増えたとBBCニュースでやっていた。
政府としてはあくまで指針で、まだ夏から行ってエエよ100%決定では無いものの、行く人は行くし、行くべきではないと思う人は行かないであろう。
予防接種がどれだけ効果を出すか分からない中で、この夏休み以降の感染者数や死者数次第でロックダウンという事にもなり得るのだろうが、また学校閉鎖になったとしても、もう対応できる確信は持てた。

再来週から、私に全然慣れない犬と2人きりである。
朝7時前に私が散歩に連れて行こうとすると、玄関でめちゃめちゃ拒む。
子供か夫が行くと喜んで付いて行く。
何故なのか分からん。
犬の気持ちが分からん。
やはり犬は私が犬苦手なのだと分かっているのであろう・・
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Source: イギリス毒舌日記