仲良しのお母さん友達がいる。
ちょっと付き合い方にコツのいる人であるが、子供を一生懸命に育てているのがよく分かるし、愛情深い人であるため、月1でランチに(コロナ前は)行く仲であったし、何かあるとすぐに電話でやりとりしている。

真っ直ぐな性格であり過ぎる為に、曲がった事が嫌いで曖昧とかうやむやにされる事が許せない気性から、先生や同級生の保護者にストレートに物を言う性格である為、モメてしまって口を利かなくなった人が数人いる。
と言っても、こんなイギリス人は珍しくはないはず。
言いたい事は言うからである。
娘のクラスの保護者間で口を利かない人も一定数いるから、気まずくなるのが嫌で言うのを我慢する事よりも、言って気まずくなろうとも、なって上等という部分は私の好きな部分である。

昨日はたまたまメールでやり取りをしていたのであるが、その中で3月8日から学校が再開する話になった。
そこで友人が「正直な話、今この時期に娘を学校に戻したくない。夫は糖尿病であるし、NHS(医療従事者)の子供が来る学校に娘を戻したくない。いくらNHSスタッフは毎日検査を受けワクチン接種を終えているとはいえ、何のデータもまだ出ていない中で、他の子供とNHSスタッフの子供を一緒にするべきではない。医療従事者の子供だけ別館で完全隔離でやるべき」と書いてあった。

思わず2回読みなおしてしまった。
友人の妹も看護師である為、余計に読み直してしまった。
1月にコロナで義母を亡くした夫と私は、あの時ほど医療従事者に感謝した事は無い。
特に義母の最期を見に行った夫は、そのレッドゾーン(コロナ重症患者がいる病棟)で機械音だけが鳴り響く空間において、顔の表情すら見えない防護服を着て働く医療従事者達が異様な緊張感で黙々と仕事をしながらも、もうすぐ亡くなる患者の遺族を思いやる気遣いに感服した事、また偶然にも義母がコロナにかかり重症化する前ではあるものの、義母を担当してくれたナースが夫のクラスの男子児童のお母さんであった事からも、より一層今この時期の医療従事者の負担をより理解したし、感謝を持った。

私達夫婦は義母があの時医療従事者に大変お世話になったからそう思えるのであって、その経験がない友人はこう思うのかと、思わず考え込んでしまう。
医療従事者の子供を預かるうちの夫、その夫と共に暮らすうちの子供と私とて、友人からすれば同じ「隔離対象」ではないか・・
あえて友人に聞かないが、これも友人の本音であると思うし、そう思う人がいるからこそ医療従事者の子供に対する誹謗中傷が一定数いるというニュースは日本でもやっていたが、今回友人からそれを聞き、そうなんか・・・と深く考えてしまう。

娘のクラスには医師の子供、ナースの子供、救急隊員の子供もいる。
違う価値観との共存を考える新たな私の課題。
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Source: イギリス毒舌日記