葬儀以来、義母の家を訪れた。
葬儀の前後、義母の長男家族が泊まって行ったので、ちゃんとゴミなど捨てて帰ったか気になっていたが、使用済みシーツは乾燥機をかけた状態で帰宅していたし、トイレもきちんと洗って帰っていたが、紅茶のティパック1つ、義母の食べ残しのビスケット1枚、使いかけの塩コショウや油も残さず全ての食料品は持ち帰っていた。
次に遺品を取りに来るときに飲む紅茶やコーヒーは持参するのだろうか・・
おかげでキッチンの食料品戸棚は既に空っぽになっており、処分の手間は省けた。

義母の妹と姪っ子から「3月に入ったら遺品などを見に行く」と連絡が来た。
葬儀の日、義母の妹は義母が持っていたミシンや植木、壁掛け時計など車に詰めるだけのものを持ち帰った。
来月は車2台で来るというから、いよいよ義母の家の中のほとんどの衣類や靴などが持ち出されるのだろうと思う。

私はなんとなく2階に上がった。
義母の寝室の端から端まである長いクローゼットを開けた。
義母の匂いがする。
涙が溢れる。
ああ、これも着てたな、この服もよく春に着てたっけ・・
「夫から、欲しいものがあれば取って行きや」と言われるが、やはり要らない。
私には必要ない。
持っていても、着る事は私には出来ないような気がする。

誕生日に買ってあげたカバンだけ遺品として持ち帰る事にした。
嫁が持ち帰ってネットで格安で転売されたくないからである。
もっとどんどん片付くかと思っていたが、今はまだクローゼットを開けて泣いてしまうという状況で、進みそうにない。
複数の不動産屋に見積もりを出してもらい、義母の家の売値も決まった。
もう少し片付いてから、売りに出す予定になっている。

1月4日までここに暮らしがあった義母の家の中は、まだそこに気配が残っている気がして、なかなか戸棚を開ける事も出来ない。
私には到底、使いかけの塩コショウを持って行こうと思えない。
ロックダウンが明け次第、長男夫婦が車で色々と運び出しに来るのであろうと思う。
義母宅の家具は基本、私達の持ち物となり、長男が欲しいモノがあれば私達に確認を取り同意してから持って行くという事に決まった。
そうでなければ、家具を金に換金してしまうと予想がつく。
過去、義父が孫に買ってやったベッドを嫁が3000円で売ってしまい、義父が激怒した事がある。
それもあり、家具には触らせないように決めた。

家具以外のものが持ちだされたら、案外片付けも簡単なのかも知れないが、長男夫婦が更に何を持ちだしたいのか興味のある所である。
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Source: イギリス毒舌日記