14日、今日は義母の月命日である。
亡くなってから花だけは切らさないようにしてきた。
14日は月命日やから墓参りに行かなあかん、好きな食べモンを供えなあかんと考えていた為、バレンタインデーという事を忘れていた私は、前日スーパーで義母が好きだったチューリップを買おうと花売り場に行き、何で今日はこんなに赤い花ばっかり売ってんのか・・と戸惑った。
自宅に戻って、ああ・・そうか・・明日はバレンタインデーかと気が付いた。

夫が職場から2キロのリンゴを持って帰って来たので、1キロでジャムを、1キロでアップルパイを焼き、命日に義母に供えた。
私が義母の手作りのものを食べたのは11月が最後であった。
よほどアップルパイが食べたかったのか、自分でアップルパイを2つ焼き、その1つをカスタードクリームと共にくれた。
きっとアップルパイが食べたい頃かなと思い、朝から作ってみた。

お墓参りの帰り、息子が「ナナ(祖母への呼び名)はどんなジャンクフードも嫌っていたけど、ケンタッキーは時々食べたくなると、僕が最後に会った時に言っていたよ。買いに行く時は声をかけてねって。だから今日の昼ごはんはケンタッキー・フライド・チキンが良いと思うよ。きっと喜ぶよ」と車の中で言った。
そんな会話を急に思い出す息子。
義母も私の影響で、クリスマスイブはケンタッキー・フライド・チキンという習慣になりつつあった。
だからそう言ったのかも知れない。
そんなワケで今日の昼はケンタッキー・フライド・チキンであった。

亡くなってもう1か月かと思いながらも、最近は義母の思い出話で笑えるようになってきた。
あれから毎朝は挽き立てコーヒーを入れて写真の前に供える。
好きだったものを作った時は備えてみたりする。

随分前になるが、亡くなった人が見える方が言っていたのであるが、「よく煙草が好きだった故人の墓に煙草を供える人がいるが、それは酷というもの。本人は吸いたくても吸えない、目の前にぶらさげられた人参と同じなんですよ。それよりも故人が好きだった物や色を家の中に取り入れてあげる事の方が喜ぶんですよ」と言っているのを聞いた事がある。
そうやったんや!!と思ったが、やはり見送った家族としては好きだったものを供えて喜んでくれていると信じたい。

義母が亡くなる8時間前に「犬の事、ごめんね」と言ったほど気にしていた義母の飼い犬は、今日も私が朝一の散歩担当で、微妙な距離を未だ保ちつつも、ちゃんと面倒を見ている姿を見せる事のほうが、アップルパイより嬉しいかもなと思う月命日である。
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Source: イギリス毒舌日記