ドキドキ  突然、優里亜、翔の顔を見上げて、ニッコリと笑って、
「かかかか。自分にバイバイした~~。似合う~~、この髪~~???」
少し潤んだ優里亜の目。

翔もにっこりと、
「ふん。良い感じじゃない…???…なんだか…、吹っ切れた感じで…。」

その頃、奈都美と葉月、そして伸永は木綿子の見舞いから、マルシェに向かっていた。
そんな奈都美と木綿子、そして伸永が病院を出た数分後に朋代が木綿子の見舞い。

朋代、わずかに10分だけの木綿子との会話で、
「んじゃ、私、行くわ。」

木綿子、
「かかかか。うん。トモさん、わざわざありがと。気を付けて~~。おやすみ~~。」

朋代、
「おぅ。じゃね~~。」

電車の中で葉月、
「な~~にやってんだか~~。あいつ、来なかったね~~ユッコのとこ~~。」

「ふん。あんにゃろ、何度もメール送ってんのに…、既読にもならない。なにやってる。」
奈都美、
「もぅ!!!」
いきなり右隣りに座っている伸永の左二の腕を右肘で突っつく。

伸永、
「痛~~ってっ!!!」
思わず伸永、左隣の奈都美に口を四角にして阿吽像みたいな顔になって。

そんな顔に奈都美も一緒になって…。ふたりともに睨み合い。

そんな奈都美の左頭を葉月は右手指先で突っつく、
「な~~にやってんだか…。」

自然に奈都美の頭が伸永の左肩に凭れるように。

奈都美、
「ふ~~ん。」
何故か、全く違和感のない奈都美と伸永。

奈都美、
「何やってんだよぉ、あんにゃろ。」
伸永の左肩から頭を戻して。

翔と優里亜、駅の改札を抜けて。ふたり、仲良く喋りながら…。

けれど、優里亜、
「あれ…???翔…、こっちじゃ…。」

翔、その声に、
「ふん…???あぁ…。俺…、あっち…。」
そして、
「まぁ~~。う~~ん。なんつぅの…。送ってく。」

「へっ…???」
驚いた顔をして優里亜。

翔、
「ま~~だ、本調子じゃねぇだろ。…夜道で、いきなり倒れたら、シャレん、なんないだろ。」
ぼそりと。

優里亜、そんな翔の顔を、翔の右腕を占領したままで右側から覗き込んで、
「あ~~れ~~。一応…心配…してくれてるんだ。」

「うるせぇよ。」

優里亜、チロリと舌を出して、
「けけけけ。」

「どっちみち、その内、紀本主任と交代するんだから…。おまえから倒れられたら、こっちが困る。」
「はいはい。」

階段を上がりながら翔、
「…けど…、紀本主任、あぁいう人って好きだなぁ~~。ウチの部長も好きだけど…。」

「瀧澤部長…???」

翔、
「うん。…綺麗でもあるし、頭は良いし。しかも…、合気道…二段…。凄ぇよ。紀本主任だって、声は良いし、綺麗でもある。しかも…話術…。ん~~。引き込まれるもんな~~。」

優里亜、
「もしかして…、紀本主任に…惚れた…???」
笑いながら。

「ば~~か。んな訳、ねぇだろ。」

優里亜、
「かっかかか。しっかりと…既婚者だからね~~。」

そんな優里亜に翔、顔を歪めて、
「知ってる~~。既にレクチャー済み~~。」

「あららら、これは…失礼いたしました。…おっと。電車来た。」
「おぅ。」

「何やってんのよ~~、あんにゃろ。」
奈都美、スマホを見ながら。

「ふ~~ん、メールか~~都~~。」
剛輔。

「何度もライン送ってるけど、既読にならないんだって~~。翔~。」
葉月。

「大変ですよね、七瀬さん。」
奈都美の左隣で伸永。

そんな伸永の顔を見て奈都美、
「はい…???」

その表情に剛輔、
「ぷっ。や~~るね~~尾田ちゃん、なかなかのリアクション。」

奈都美、カクカクと頭を傾げて、
「な…、何が…大変なのか…???」
今度は逆に頭を傾げて…、
「意味が…分からない…。」

剛輔、
「うんうん。尾田ちゃん、もっと、恋愛…、勉強、しなきゃ。いけねぇなぁ~~。」
…と、剛輔、キョトンと。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋