義母が亡くなった事で飼わねばならなくなった義母の犬スタッフィ、正式名はスタッフォードシャーブルテリアである。
もともと闘犬として作り出された犬であるため、噛み付いて離さない力が非常に強い特徴がある。
金持ち貴族とは、いつの時代どこにおいても残酷な娯楽を生み出した歴史があるのは知れたところであるが、このスタッフィも13~19世紀のイギリスで盛んに開催されていた熊や牛と戦わせる為の犬として作り出された。

熊や牛を鎖でつなぎ、そこに数匹のスタッフィを放つ。
最初に熊や牛を倒した犬は英雄となり、飼い主は多額の賞金を得ていた。
その後、この行為そのものが問題視され禁止になり、以後は犬同士で戦わせる賭け事の道具として闇で闘犬が行われ、その為に改良を重ねられてきた犬種である。
闘犬の犬として認知されていた為に人気が無かったが、今はイギリスでラブラドールと並ぶ人気を確立している。

スタッフィを好きな人は徹底的にスタッフィを好む。
これが義母や私の周囲でスタッフィを飼っている人達を見ている感想である。
イギリスに住んでいる人なら、このスタッフィを道で見る事が多々あると思うが、日本で連れている人を見た事がない。
それもあって、日本在住の方々から「犬種は何か?」と問い合わせが多数寄せられたが、在英日本人の方々はさすが「スタッフィですね?」とコメントを下さっていたので、認知度の違いを改めて知る。

フガフガ言うし、寝ていると結構な音量のイビキをかく。
可愛く写真を撮ろうにも、どう見ても小さな牛に見えるのは私だけか・・
義母はこのスタッフィを何匹も飼って来た。
いつか愛着がわくのだろうかと思いながら、今日も右目の目ヤニを拭いてやり、大雨の中散歩に行く。

しかしながら、人は残酷な遊びの為に犬を改良したのかと思うとオゾマシイ。
イギリスに来て初めて「キツネ狩り」の映像を見た時、どんなホラー映画よりも怖かった。
一体これの何が面白くて金持ちはこんな事をしたがるのかと考えても分からないのは、私が金持ちではないからだろう。

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Source: イギリス毒舌日記