先週土曜に義母の葬儀を終え、翌日の日曜日に私はローストハムを作った。
義母に最後に作ったものである。
ローストハム、イギリスではギャモン(ガモン)と呼ばれる日本人には馴染みがない塩水漬けの豚肉の事である。
これを水に漬けて塩分を抜き、更に茹で、更にオーブンで焼く。
私は2キロほどのギャモンで焼く際に脂身の部分に切り込みを入れ、ハチミツとチェリ―ジャムを混ぜたものを塗って焼くのが私流。
これと野菜を色々添えて食べる。
イギリス在住なら全員食べている馴染みのある食事である。

食べる前に義母の写真の前に皿を置き、手を合わせて一礼してから食べる。
義父の好物を食べる際も、未だそうしている私と夫。

さてその日曜日の夜更けである。
夢を見た。
義母から電話がかかって来た夢である。
電話に出た私に義母はいつものように「ハーイ!どうしてる?」と言った。
夢の中で私は、え?!亡くなったんちゃうかったっけ・・と動揺するのであるが、「良かった・・・もう一度話したかってん・・でもちょっと待ってて。息子がおばあちゃんを恋しがってたから、今すぐ呼んでくるから、待っててね。切らないで待っててね」と言う私に、義母は「それは出来ないのよ・・」といい、そのまま返事が無くなった。
何度呼び掛けても、もう電話の向こうには声がなかった。
そんな妙な夢を見た。

月曜の朝、その夢がとてもリアルでありながら、私はローストハムの御礼を言いに来たのに私が息子に代わると慌ててしまったから・・と反省。
また好物を作ったら夢で電話をかけて来るかも知れない。
今日は「三國シェフ」のカレーピラフやけども、食べる前に供えてみるつもり。

朝から雪であった。
息子に「散歩行って来て」と頼んだが、息子から「吹雪いてるからお母さん行って来て。僕パワーレンジャー見てるから」と断られた。
こんな極寒で犬の散歩をする自分は、犬好きでもないのにこういう役回りが巡って来るのは何故なのかと思いながらも、犬の背中に雪がどんどん積もる様を見ながら、犬も前に進んで行くしかないのだなと妙に悲壮感を感じてしまうのである。
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Source: イギリス毒舌日記