ドキドキ 奈都美、
「良かった~~。うんうん。」

木綿子、
「もしかして…、3人…と言う事は…。翡翠堂…???」

その、翡翠堂と言う言葉で…、また葉月と奈都美、少し目を潤ませて…。

そんなふたりの顔を見て木綿子、
「えっ…???」

葉月、潤んだ目をパチパチと…。

奈都美、
「実は…。」

葉月、
「うん。」
掠れたような声で、
「翡翠堂の、蓬田さんのトコ…。寄ってきた。新しい商品…。」

奈都美、
「蓬田さん…、相談役…。」
目尻から涙を溢して…。

葉月、
「はぁ…。おじいちゃん、さっき…、亡くなった。」

その声に木綿子、
「えっ…。」

伸永、
「静かに…亡くなりました。」

沙月、3人の顔を見て、木綿子の顔を見て…。

木綿子、静かな声で、
「そっか~~~。」

いきなり葉月、腰を下ろして木綿子の布団の上にがっくりと。

木綿子、
「カンちゃん。」

葉月の肩を撫でて、木綿子。

沙月、
「木綿子、おかあさん…。ちょっと…。」

木綿子、
「うん。ありがと。」

伸永、木綿子の母に、
「すみません。」

沙月、そんな伸永に優しく顔を左右に…。

奈都美も葉月の傍に腰を下ろして、葉月の背中を優しく撫でて、
「ユッコ~~。早く…良くなって~~。」

木綿子、
「うん。」
頭をコクリ。そして、
「尾田…ちゃん…。」

伸永、
「えぇ…。蓬田さん…。最後まで優しい顔で…。…そして、ありがとうって…。」

木綿子、
「うん。」

葉月、木綿子の左手を握って、
「ユッコ~~~。」

木綿子、葉月の頭を撫でて、
「そっか~~。翡翠堂の…おじぃちゃん…、死んじゃった…。」
天井を見て、
「悲しい……。」
目を閉じて、目尻から涙…。

瀧澤、目の前の3人からの報告に、
「大変だったわね~~。…私にも、蓬田さん、徳美さんから電話があったけど…。…まさかって…。」
そして、
「新しい商品…、それまでは…って、思ってたんでしょうね~~。…まずは…、お疲れ。うん。報告…、ありがと。」

そして3人、席に…。

翔、部署に飛び込んできて、
「お疲れで~~す。」

そして席に就こうとしていた葉月、奈都美、伸永を見て、
「おぅ、お疲れ。翡翠堂…どうだった…???」

葉月、
「うん…。」
元気なく…。

翔、
「うん…???」

勇喜雄、
「翔~~。頼まれてたの…。」

翔、
「あざ~~す。ムラさん。」
そして勇喜雄の方に歩み出て、奈都美の顔を見て、
「ナツ…???…うん…???どうしたの…???…なんだか…???」
勇喜雄から資料を受け取り…。

奈都美、
「翡翠堂の…おじいちゃん、亡くなった。その場に、私たち…いたの…。」

翔、
「亡くなった…???」
そして…、
「そっか~~。…うん。分かった。」

翔、内海と瀧澤に、
「すんません。行ってきます。紀本主任、待たせてますから…。」

内海、
「おぅ。頼む、」

瀧澤、笑顔で翔を…。

急いでドアに、翔。

奈都美、
「なに…???…うん、分かったって…。」
ぼそっと。

葉月、そんな奈都美に、
「仕方、ないんじゃない。相手が紀本主任だもん。」
こらちもポツリと…。

奈都美、
「ふん。」

営業部に翔、
「主任、OKです。」

千尋、
「OK~~。行きましょうか。」
左に顔を、
「課長…。」

士門、
「おぅ~~。頼む~~。」

そしてドアから出て行く翔と千尋。

そんなふたりを目で追い掛けるように亮子、亜美、そして桃花。
「なになに…、主任、最近、凄い、表情…変わった~~。」
「うんうん。」

「なんか…、あったのかなぁ…???」
短大卒の、営業部新人。柏木桃花(かしわぎももか)。

亜美、
「桃花~~。何か、あったから…、でしょう~~。普通~~。ま~~ったく…あんたは…天然~~。」

亮子、腕組みして、
「ふ~~ん。商品企画開発の…幸村と…何かあったか…???」
ひとり、ポツリと…。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋