ドキドキ 葉月も椅子から立ち上がり、奈都美も翔の方を振り向いて…。

翔、
「どぅ…って…???」
頭を掻いて、
「なん…つぅか~~。こぅ~~。」
手で訳の分からないような仕草で…。
「話…、してて、凄ぇ…、気持ちいいって…言うか…、すぅ…っと。」

奈都美、
「えっ…???」

靖子、
「は~~ぁ~あ~???」

葉月、
「何を言ってる…、おまえ…???」

瀧澤、思わず、
「くっ。」

内海、
「お馨さん…???」

靖子、
「な~~にが、話…、してて、凄ぇ…、気持ちいいって…言うか…、すぅ…っとよぉ~~。しっかりやんなさ~~い。」

翔、そんな靖子に、
「いやいやいや。ヤッさん…。そんな事…言われても…。」

瀧澤、
「やられたね、翔~~。」

そんな瀧澤に翔、
「えっ…???」

「実はね~~。紀本千尋、みんなはどう思っているか…分かんないけど…。確かに、社の噂じゃ、男にだらしないって…言われてる。…ん…だけど~~。物凄い、話術の達人。」
そして、
「翔、彼女と話してて、凄い楽しかったでしょ。それに声が良い。」

その声に翔、
「えぇ…、確かに。ものの数秒で気づきました。」

「多分…、その…だらしないって…言うのは…、ある意味…、逆に返せば、人が持つ、相手に対しての、やっかみ。」
続ける瀧澤。
「以前、会社の…、それこそ、女性だけの主任以上の食事会で、彼女と話した時、あるんだけど…。かかか。彼女と話ししていると、何ていうの…、引き込まれちゃう。自然に…。うん。声も良いけど…、物凄い話の柔らかさ。しなやかさって言うか…。もっと、もっと、話していたいって衝動に駆られる。そんな人。それに、綺麗でしょう~~。…私の…、9歳…年上よ。」

靖子、
「へっ…???…じゃあ、部長、私たちの知ってる彼女の噂って…???」

瀧澤、
「かっかかか。ヤッさん。まっ、それが…、ある意味、人が勝手に作った噂が…、一人歩きしてるって事よ~~。」

そんな瀧澤に翔、
「あっ、でも…部長…。優里亜も、病室で、紀本主任には…気を付けろって…???」

その声に奈都美、葉月、
「えっ…???」

瀧澤、
「それこそ、彼女と、真剣に接っしていないからよ~~。噂をそのまま、受け入れてるから~~。優里亜も、彼女と一緒にいれば、気づくはずよ~~。あの子…、随分…変わったから~~。」

葉月、
「紀本主任って…。…って事は~~。部長の9歳年上…。今…、40~~…。」

そんな葉月に瀧澤、
「こら。カンちゃん。」

いきなり瀧澤に目を、葉月、
「えっ…???…へへへへ。」
舌を出して。

「しっかりと…旦那さん。いるわよ。それに…お子さんも。」

葉月、奈都美を見て、にんやりとして、数回頷く、
「うんうんうん。」

康、
「ふ~~ん。そっか~~。営業で、孤立なんて…。な~~るほど~~。そういう意味での…孤立…かぁ~~。」

瀧澤、
「そう言う事~~。」

「だ~~か~ら~~。おま…、蔵之介~~。なんで、そぅ~~。美味しいとこ、持ってくのぉ~~。」
内海。

靖子、
「かっかかかか。課長~~。蔵之介に一本、取られた~~。」

それでも、何やら翔を目で追い掛けて、唇を尖らせる奈都美。

自分の席に就いた翔を見て伸永、
「紀本主任、綺麗な人ですよね。」

翔、
「えっ…???え…ぇ…???」

内海の机に内線。
「はい、商品企画、内海~~。………。あ~~い。神田~~。3番、翡翠堂~~雫石さ~~ん。」

葉月、
「あっ、はい。」

そして今度は、木綿子と奈都美の机の真ん中の電話に内線。
「はい。商品企画、七瀬。……、あっ、はい。」
そして5番のボタンを…。
「お世話様です。園枝さん。……。」

葉月、
「課長、翡翠堂にこれから。新商品、試作…。」

内海、
「おぅ~~。うん、頼む。七…。おっと。」

奈都美、
「はい。失礼します。ありがとうございます。」
そして、
「課長、デランナさん…、製造工程、見て欲しいって…。試作も込みで…。」

葉月、内海、
「あっ…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋