ドキドキ そして…、ふたり…、パッケージを開けて、一口。
お互い、目をキョロキョロとさせて…、そして顔を見合わせて、
「旨いっ!!!」
「おいっしぃ~~。何これ…???」

翔、
「おぃおぃおぃおぃ。これ…コンビニで食えるってか。かっかかかか。」

優里亜、
「いやいやいや。それ…こっちのセリフ~~。マジで、こんなに美味しいの…???しかも…この値段…。凄っ。」

「…ってか、これ…おまえのアイディアじゃん。」

そんな翔の声に優里亜、
「いやいやいやいや。…だって…、作ったのは…私じゃないし…。」

「ま…ぁ…。そりゃ、そう…だけど…。…ってことは…、さすが…、トモさん。」

優里亜、
「梶…朋代…???」

「うん。…さすがだわ。かかかか。」
ムースを見ながら翔。

そんな翔を見て優里亜、
「翔~~。ありがとね。仕事、付き合ってくれて。」

翔、食べながら、
「あ~~ん…???」
窓の外を見ながら、
「な~に、言ってんだよ。」

翡翠堂との打ち合わせの後、デランナに寄って、途中経過や今後の事を話し合い、
そして帰社した奈都美と伸永。
「戻りました~~。」

「おぅ~~。お疲れ~~」
勇喜雄。
「ちょっくら、出てくるわ。」

奈都美、
「あっ。行ってらっしゃ~~い。」

伸永、
「お疲れ様で~~す。」

自分の席に就く奈都美。

靖子、
「どう…???翡翠堂…、そしてデランナ…???」

奈都美、
「うん。なんとかね…。」

葉月、
「ごめんね、ナツ、尾田ちゃん。私、ダブルブッキングで、翡翠堂…行けなくって…。」

奈都美、
「ううん…。大丈夫、大丈夫。」
そして葉月の隣の席を見て奈都美、
「翔は…。」

葉月、
「あ~~。アレフーズ東京ね~~。」

「ふ~~ん。」

何かしら元気のなさそうな奈都美の声に葉月、
「……。」

ひとつ置いて自分の席で鞄の中から書類を出している伸永。

その姿を見て葉月、いきなり、
「ぷっ。」

その音が奈都美にも聞こえた。

「どうしたの…カンちゃん…。」

葉月、
「ふん…???いえね。尾田ちゃん。」

その声に伸永、
「はい…???」

葉月、伸永の顔を見て、
「な~~んとも…暢気だ~~。あんたは…。」

奈都美、その声に、
「かっかかかか。そっちか…。」

伸永、
「えっ…???」

奈都美、
「はぁ…。なんとも…力が抜けるよ~~。」
ぐったりとしながら…。
「尾田君は…、いいよ…。ほんとに…。」

伸永、
「僕…???…何か…???」

葉月、目を閉じて顔を右左に。
「ううん…。良い、良い。あんたは…それで…。とにかく、あんたは…私たちの…良い、癒しになってる。」

「い…癒し…???」

奈都美、
「かっかかかか。カンちゃん、そこまで言うかぃ。」

「いやいやいや。」
葉月、
「だって…、そうでしょ。私はそう思うよ。尾田ちゃん。」
そして伸永の顔を見て、
「このキャラは、変わって欲しくないね~~。」

伸永、そんな葉月に、右目を歪めて、
「どういう意味ですか、カンちゃん…???」

「わっ!!!尾田ちゃん、怒った。」

奈都美、
「いいから、いいから、尾田君、はい、仕事、仕事。」

内海、自分のスマホに着電。
「おぅ~お疲れ~~。翔~~。」

スマホの向こう翔、
「課長、すみません。」

内海、
「あぁ~~???」

「優里亜が…倒れて、今…、救急車の中。」
「何――――――っ!!!」

その声にスタッフ一同、
「!!!!」

内海、スタッフ全員に、
「翔から電話で、優里亜が倒れた。」

スタッフたち、
「うそっ。」

内海、
「…で、で、優里亜…、どんな状態だ…???」

翔、救急隊に、
「すみません。」

隊員、
「多分…、熱中症かと…。」

僅かに聞こえるその声に内海、
「熱中症…。」
そして、
「分かった。…向かっている病院は…???」

翔、
「病院は…???」
隊員に…。

隊員、
「武蔵原総合病院です。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋