ドキドキ 奈都美、いきなり、
「カンちゃん!!!」

葉月、その声に、
「あっ、あっ。翡翠堂さん。」

内海、
「ん~~???どした~~神田~~???」

内海のその声にも葉月、
「はい。分かりました。…すみません。蓬田さん。こちらから…折り返し…お電話…よろしいですか…。…とにかく…、突然な事で…。はい。」
気持ちを落ち着かせて葉月、
「失礼します。」

伸永、
「カンちゃん。」

奈都美も、
「カン…。」

靖子、勇喜雄、
「へっ…???」

内海、
「神田~~~。」

葉月、受話器を戻して目をキョロキョロと…。
「課…長…。」

内海、
「ん~~???」

奈都美、
「カンちゃん、今…翡翠堂の…蓬田さん…。」

葉月、
「うん。」
そして、
「課長…。翡翠堂の…蓬田さんから電話で…。祖父が…倒れたって…。だから…、今現在…、普段通りには…。」

内海、
「何っ!!!」
そしてすぐに右後ろを見て、
「お馨さん。」

瀧澤、すぐに引き出しから名刺フォルダー。そして…。
「あった。」
すぐに電話のプッシュボタンを…。
3回のコールで相手が出る。
「突然のお電話ですみません。食品会社クック・ル・ポット、商品企画開発部の瀧澤馨子と申します。翡翠堂、蓬田さん。お世話様です。」

電話の声に徳美、
「あ~~、クック・ル・ポットの…、瀧澤さん。お久しぶりです。その節は…。」

瀧澤、
「いえいえ。こちらこそ…。あの…、今…、うちの者から…。」

徳美、
「えぇ…。今、病院にいるんですが…。祖父が…。」

「えぇ…。倒れた…と…。」
「いつも通りに…、店でお茶を飲んでたらしいんですが、そこで…。」

瀧澤、
「……。」

徳美、病院の渡り廊下で、
「祖父…、急性心筋梗塞だそうです。」

「急性心筋梗塞…。」

内海、その声に、
「えっ…。」

瀧澤、
「あ、あの…。蓬田さん…。病院は…どちらの…???」

徳美、その声に、
「えぇ…。武蔵原総合病院です…けど…。」

瀧澤、いきなり顔色を変えて、
「武蔵原総合病院。蓬田さん、ありがとうございます。」

徳美、
「あ…、あっ、はい。」

「一旦、失礼します。」
そして瀧澤、受話器を置いて、
「カンちゃん、ナッちゃん、伸永、行くよ。」

奈都美、いきなり左後ろを振り向いて、
「えっ…???えぇぇぇぇ???部長…、一体…???」

葉月、
「部長…???」

瀧澤、
「蓬田さん…、おじいちゃん、急性心筋梗塞で倒れた。」

スタッフ一同、
「え―――――――っ!!!」

「今、病院。武蔵原総合病院」

「武蔵原…って、ユッコの…。」
奈都美。
「しかも…、尾田君っ。」

伸永、
「あっ。あぁぁぁ…。」

葉月、
「はい。分かりました。行くよ、尾田ちゃん。」

瀧澤、
「庸ちゃん、蔵助~~。あと、頼むよ~~。」

内海、
「うぁ~~い。行ってらっしゃ~~い。」

蔵助、
「いやいやいや。気を付けて~~。」

勇喜雄、
「なんとなんと。」

靖子、
「急性心筋梗塞…。ひぇ~~。」

内海、
「驚いたな、こりゃ。」

社を出て瀧澤、
「みんな…、乗って。」
駐車場に停めてある専用車に…。

「翡翠堂の…???あの…おじいちゃん…、急性心筋梗塞…。」
奈都美。

葉月、
「信じられない。」

「とにかく…、行かなきゃ。」
瀧澤。
「これからって…時に…。翡翠堂…、落ち込んじゃうよ。…確かに、老舗で…、今までしっかりと…。…けど…、今まで持ち堪えて来られたのは、先々代の蓬田徳康の人間性。」

葉月、奈都美、伸永、瀧澤を見ながら…。

「優しさと強さ。多分、蓬田徳康がいなかったら、今の翡翠堂はない。」

葉月、奈都美、
「部長…。」

「自分は、絶対に、自分のその強さを表には出さない。物事の本質を知っているから。とにかく、周りのやりたいことをやらせてあげる。それが…周りの人間が大きくなって行くことに繋がるから…。もし失敗しても追及はしない。それが成功への過程になるから…。」
そして瀧澤、
「…だよね。伸永っ。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋