2日前、夫が義母の綺麗な衣類を持って病院に行った。
今この時期は病院の受付まで行き、義母を担当してくれているナースに直接電話を入れ「下に着きました」と言うと、手が空き次第1階ロビーまで来てくれる事になっている。

夫が1階で待っていると、吹き抜けになっている2階の東病棟から西病棟へ行く渡り廊下を、一台のストレッチャーが通ったという。
見ると間違いない、義母であった。
ナースが「息子さんが下にいますよ」と言ってくれたのか否か分からないが、義母はゆっくり階下を向き、夫に手を振ったという。
その後ナースに下着類を手渡した際、ナースから「通常の呼吸器を装着しても酸素が十分体内に入らないため、更に大きな呼吸器を着ける必要があると判断し、その呼吸器がある陽性患者専用エリアに移動しました」と説明を受けた。

私がその話を聞いて驚いたのは、その渡り廊下である。
陽性で呼吸器を必要とする患者が隔離も何もされていない、今は禁止されているが普通の見舞客やスタッフが使う渡り廊下を移動して行った事に驚いてしまった。
てっきり隔離病棟内での移動かと思っていたが、夫によれば「コロナ患者(呼吸器を必要とする患者のみ)だけを入れている東側隔離病棟は満床であるため、新たに西側病棟にも隔離病棟を作ったが、その間の移動は一般の人やスタッフが使う廊下が2本しかない為、そのどちらかをやむを得ず使うしか無い」との事だった。
改めて、この時期に下着類1つ持って行く事もリスクがあると理解する。

もう義母は自発呼吸が15%しかできなくなり、残り85%の酸素は呼吸器に頼らねばならなくなった。
イギリスは連日死者を1000人以上出して来た。
連日亡くなって行く人達はコロナなんかで死にたくなかったと、ただただ悔しい思いであると思う。
今の義母を想いながらそう思う。
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Source: イギリス毒舌日記