ドキドキ 内海、帰社した3人から話を聞いて、
「へぇ~~。」
腕組みをしながら、
「翡翠堂がね~~。」

康、
「かかかか。…って言う事は…、今まで僕らが思っていたイメージ、完璧に払拭されたと…。」

「ん~~。」

康、パソコンの画面を見て、
「ホームページは…まだ…以前のままだから…。ただ…、店主の名前は…、変わっては…いる…けど…。」

「しっかし…、驚いたなぁ~~。先々代が…合気道…五段。」
内海、右後ろの瀧澤に顔を傾けながら…。

靖子と何やら打ち合わせをしている。そんな視線に気づいたのか瀧澤…、
「ん~~???」

内海、思わず、
「お~~っとっとっと。」

瀧澤、
「な~~に~~。内海課長~~???」

内海、両手をひらひらと…、
「いやいやいや。…はは。」

奈都美、瀧澤に笑顔で、
「翡翠堂の…、今の相談役のおじいちゃん…、合気道五段…なんですって…。」

その声に靖子、
「うそっ。ひゃ~~~。」

瀧澤、
「ふ~~~ん。…翡翠堂…。」
瀧澤、椅子から立ち上がり…、
「翡翠堂の…相談役~~。」
右中指を右こめかみに…、
「ん~~。まだ…会った時…、ないわね~~。…今の店主なら、以前…パーティで…。」

内海、
「ん~~???パーティ…???」

葉月、
「その相談役のおじいちゃんが、なん~~とも、優しそうな感じで…。それでいて、合気道…五段。」

康、
「合気道…五段。…どんな感じなんすか、部長…。」

そんな康に瀧澤、
「え~~???っへへへへ。」
瀧澤、一瞬、
「ふふん。…蔵之介、ちょっと立って、私を男だと思って、パンチくれる…???」

康、
「はい…???」

内海、
「くくくく。」

靖子、後ろで、
「や~~だ、蔵之介、あんた、こてんぱんにされるよ。」

康、鼻の下を伸ばして、目を真ん丸く、そしていきなり右腕を…。
瞬間、その右拳を受け止めたかと思えたと思いきや右腕を巧みに捻って…引いて…。
康、そのまま態勢を崩してしまった。

康、
「と~~っとっとっとっと~~。」

倒れてしまいそうな康を、また右腕で態勢を直して。

スタッフ一同…、呆気…。

内海、
「ぷっ。」

奈都美、葉月、
「凄っ。」

靖子、
「だ~~から~~。」

勇喜雄、腕組みをしながら、
「いやいやいや。さすがは…。」

内海、
「手の平で遊ばれてるね~~。」

瀧澤、
「蔵之介~~。大丈夫~~。ごめ~~ん。痛かったでしょう~~。」

康、苦笑いしながら、
「俺…、一体…なんだったんすか…???…やったつもりが…、逆に…右腕から脇腹まで…痛ぇ~~。」

内海、手を叩いて、
「かっかかか。」

そんな内海に瀧澤、
「庸ちゃん。」

「はい。すみません。」

瀧澤、
「だから…、翡翠堂の相談役…。この私の…、倍以上…。多分…、懐までも…入れないよね~~。私でも…歯が立たない。…歩きながらも…手を動かすだけで、相手が跪く…。そんな感じ…。」

奈都美、葉月、
「凄~~。」

「ん~~。人の体って、ここを刺激すれば、体が自由…利かなくなっちゃう。それを心と体で学ぶって言うのが、合気道には…あるからね~~。…当然、それが自分を守る基礎になるんだけど…。」
一拍置いて瀧澤、
「しかも、絶対に、自分からは向かっていかない。」

伸永、小さな声で、
「絶対に、自分からは向かっていかない。」

「とにかく…相手の出方を待つ。…簡単に相手の懐に入っていったら、相手の思うつぼでしょ。」

内海、
「ん~~。凄ぇ…。」

瀧澤、続ける、
「…と言うか…、私たちの体って、ここを刺激して、こうすれば相手は自然に倒れるって分かるから…。相手に向かう必要もない訳…なんだけど…。…まっ、相手も自分と同じくらいの人だったら、話は…別…。」
そして、
「蔵之介…、大丈夫…???ほんとにごめんね。」

康、
「いえいえ。部長の相手になれて、光栄です。」

靖子、
「きゃっははは。それは言える。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋