ドキドキ 翌日の朝刊に、「連続暴行事件、犯人逮捕…。」の記事。
そしてテレビでも、ニュース番組で…。

木綿子のアパートで、そのニュースを見て、木綿子の母親、沙月、
「本当に良かった~~。」
既に瀧澤から昨夜、連絡はあったのだが、改めて安心して、
「さて…、行こうっと。」

木綿子の父親は仕事で、奈良に戻っていた。
その後、沙月は木綿子の病室に。そして午前中の新幹線で一旦奈良に。

夕方にはまた奈都美ら会社のみんなが見舞いに。

翔、
「それにしても、さすがは警察。早いよな~~。」

葉月、
「うんうんうん。」

勇喜雄、
「ん~~。まぁ~~。情報が多かったらしいから…。」

木綿子、
「あっ。そう言えば…、優里亜…。」

葉月、
「…ん…???優里亜…???」
奈都美と顔を見合わせて…。

「ほら、ヤッさんと一緒に見舞い来たじゃん。」

奈都美、
「うん。一昨日…。」

「その時、ナツたちが帰った後に、優里亜が…来たの…。」
最後の方は声を小さく…。

「へっ…???優里亜が…???」
葉月、口を尖らせて、そして、
「へぇ~~。彼女が…???」

けれども奈都美、
「…ってか、あの日って…、帰りに優里亜とは…会ってなかったような…???」

葉月、
「あ~~、うんうんうん。帰り道…、会わなかったよね~~。」

キョトンとしている翔。

その時葉月、
「あっ…。」
翔の顔を見て。

翔、いきなり、目をパチクリ。
そして口を尖らせて翔を見ている奈都美。
奈都美の隣りでは伸永も、キョトンと。

「くっ。」
右人差し指で鼻の脇をポリポリと、勇喜雄。
「おやおや。」

翔、何故かしら体を微妙に捩じらせて、
「ん~~。トイレ行って~~。ユッコに缶ジュース買って~~。ここに入って来た時に…、俺もバッタリ。」

葉月、
「ふ~~ん。バッタリね~~。…けど、優里亜…、良く分かったね、ここ。」

間髪入れずに木綿子、
「ダイさんに訊いたんだって。」

「へぇ~~。ダイさん…が…。」
「会社でも、今回の事、かなり注意喚起してたんだって。…で、被害に遭ったのが私だって分かって…。それで…。」

勇喜雄、
「うんうん。確かに。部長も…常務に報告、してたからな~~。」

葉月、
「…で、優里亜…、どんな感じだった…???」

木綿子、
「う~~ん…???ふふふ。以前の彼女とは、全くの…別人。」

その一言で葉月、唇をすぼませて…。

「すんごい、話しやすかった。…とげとげしたとこなんて、全くなし。」

葉月、顔を頷かせて…。

「面会時間ギリギリまで。ねっ、翔~~。」

葉月、
「へっ…???面会時間ギリギリまでって…???」
翔を見て。

翔、
「あっ、いや…。」
いきなり振られて…、
「いやいやいや。…まっ。流れで…、うん。駅までは…、一緒に…だな~~。」

葉月、腕組みをして、
「ふ~~~ん。」

木綿子、そんな葉月を見て、
「ぷっ。」

奈都美も釣られて、
「くっ…。」

翔、いきなり、
「いやいやいや。逆に、別々になんて…、それこそ、不自然でしょ~~。」

勇喜雄も、思わず、
「くっ。」

葉月、
「かっかかかか。なんでいきなり、ムキになるかな~~。」

翔、
「いや…、だって。そんな振り…だろう~~???今の~~カンちゃ~~ん。」

勇喜雄、
「くっくくく。…だ、そうです。ナッちゃん。」

瞬間、奈都美、今度は勇喜雄に、
「はっ…???…なんで私…???」

「はいはい。」
葉月。そして翔の背中をペンと叩いて。

翔、
「痛って…。」

「な~~んも、疑ってないよ~~。」

木綿子、笑いながら、
「くっくくく、おっかしぃ~~。」

伸永、
「おかあさんと、おとうさん、安心したでしょうね~~。」

そんな伸永の声に木綿子、
「うん。…けど…、凄いよね~~尾田ちゃん、あんな人たち、やっつけちゃうんだから~~。」

木綿子の声に奈都美、にっこりと…。

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋