さて火曜日に義母は近隣の大都市ニューカッスル病院へ移送された・・はずだった。
ところが夕方に看護師から連絡が入り、向こうの病院のベッドが満杯で空きがない。
一般病棟にもコロナ患者を受け入れているためベッドが満杯状態という事で、今はまだカーライル病院に待機中であると知らされた。

ニューカッスルは大都市ゆえに警戒レベルがカーライルよりも高い分、感染患者も数が違う。
呼吸器を必要とする患者を一般病棟にも受け入れざるを得ない分、このような心臓外科手術を受けなければならない患者が受け入れられないのだと説明された。

義母の移送は救急車が行う。
がしかし、この救急車も数が足りず、この手配とベッドの空きが出次第移動と言う事になるらしいが、義母だけが心臓外科手術を待っているのではない。
義母が行く予定の病院では、1日6~7件の心臓手術が行われているらしいが、今はこの患者達が田舎の病院で待機状態にあり、いつ順番が回って来るか分からないという事であった。

火曜の夜、義母が珍しく私の携帯に電話をしてきた。
不安そうな声の向こうで、「服と下着を洗って届けてくれてありがとう」と言った。
「生きて家に帰れるかな・・」と言った義母。
私は「戻ってきたらクリスマスディナーを一緒に食べましょう。準備しとくから」と伝えた。
少し間があって「分かった・・」と義母は言い、電話を切った。

連絡をくれた看護師さんも「もどかしい」と言った。
「大都会では医療崩壊が起きている証拠、カーライルに脳外科や心臓外科があれば、こんなに待たされる事なく手術が受けられるのに」と言った。
この待機中に再び大きな心筋梗塞が起きたら希望はない。
義母の生命力のみである。
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Source: イギリス毒舌日記