ドキドキ 「私が駆け付けた時、もうひとりの女の子は、何とか抜け出して走ってった。…けど、もうひとりの女の子は男性ふたりに捕まって…。…私…助けたくって…。女の子の手を引っ張って逃げようと…。…けど…。」
木綿子。

 

…けれども、男性ふたりは、今度はその大学生の女性から、今度は木綿子の方に乱暴を…。
何とか抵抗する木綿子ではあったが、左腕を思いっきり捩じられ、
そして今度は左足も思いっきり右足で叩くように押さえつけて地面に…。
その時、木綿子が左手と左足に感じる激痛。
そしてその時に木綿子は気を失ったのだった。

逃げた女の子が呼んだのだろう、ひとりの警官がその場に駆け付け、
警官の、「何やってるんだ。」その声にすぐさま逃げる男性ふたり。

その警官の連絡で木綿子は救急車で運ばれて病院に。
被害に遭った大学生も木綿子と共に救急車に。

瀧澤、木綿子の話を聞いて、
「そうだったんだぁ…。」

その時、いきなりその場を離れてドアを開けて病室の外に、伸永。

一同、
「えっ…???」

奈都美、
「尾…田…君…???ノブ…???」

その声に朋代、葉月、
「えっ…???」

伸永を追い駆ける奈都美。

翔もその後を…。
「ナツ…???」

伸永、廊下を走って突き当りまで。

そして突然、
「くそっ!!!」

廊下に響き渡るほどの声。
その声にビクンとする伸永を追って廊下で奈都美。

翔も奈都美の後ろで、
「尾田…。ナツ…。」

奈都美、伸永の背中まで近づいて、
「仕方ないよ…、ノブ…。」

黙ったままで窓の外、暗い景色を見ながら伸永、
「ユッコさん。なんで…あんな目に…。」

奈都美も暗い外の景色を見ながら、また、
「仕方ないよ…。」
少し間を置いて、
「ノブが傍にいたんなら…。多分…。」
そして振り返って、前を…。

そこにいたのは、翔。

奈都美、
「!!!」
そして、
「翔…。」

翔、
「ナツ…。今…、おま…。尾田ちゃんの事…、ノブって…。」

奈都美、その声に、
「えっ!!!…えっ。あっ。…いや…。」
少し慌てながら、
「別に…、なんでもないよ。…ほら。一緒に…、仕事…してるから…。ほら…。それに…。」
あちらこちらを見ながら奈都美、
「ほら。それにみんな…愛称で名前…呼んでるから…。自然に…。尾田君の事も…。」

伸永も後ろに振り向きながら、いつものひ弱な感じになって、
「僕もようやく…。ユッコさん、カンちゃんって呼べるようになりました。」そ
して頭を掻きながら、
「でも、まだ、七瀬さん…。なんですけど…。」

そんな奈都美と伸永を見て翔、目をキョロキョロとさせながら、口を尖らせて、
「ふん。まっ、そっか。…うん。そっか、そっか。」

「それにしても…。」
奈都美、
「悔っしい…。」
翔の傍で。

翔、
「あぁ。」

廊下に出てきた葉月、そして朋代。
「どうしたの…???いきなり飛び出して~~。」

奈都美、
「あ~~。ごめん、ごめん。尾田君が、その男性…、探しに出るんじゃないかって…思って…。」
舌をペロリと出して。

その瞬間、翔、葉月、朋代、
「はっ…???」

翔、
「何言ってんだ、おま…。そんな事、出来る訳…ねぇだろ…。」

伸永、思わず、
「ぷっ。」

奈都美、
「あんたは笑わなくていい。」
口をへの字にして伸永を見て。

朋代、
「…んな事…、出来る訳ないじゃん。顔も知らないのに…。」

葉月も困ったような顔で腕組みをしながら、
「…ったく~~。」

奈都美、
「へへへへ。…でした。」

そして、また病室に入る5人。

そんな5人に笑顔で瀧澤、
「もう…、いいよ、みんな…。帰っても…。もぅ…遅いし。私は…もう少し、いるけど…。」

また眠りに就いている木綿子。

内海、
「明日も…仕事だ。おまえら、いいぞ。ありがとな。」

翔、奈都美、葉月、
「部長…、課長。」

朋代、
「そうね…。じゃあ…、瀧澤部長、内海課長…。」

内海、
「おぅ。梶君、わざわざ、ありがとな。」

梨花、
「じゃ…、私…、また…送って…。」

瀧澤、
「うん。お願い。ありがと、梨花さん。」

梨花、笑顔で…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋