ドキドキ 「ごめんね、ナツ…。」
優里亜。

奈都美、
「そんな…。」

そして今度は優里亜、伸永の席に、
「尾田君、申し訳ありませんでした。…そして、ありがとうございました。」
深々とお辞儀して。

伸永、
「あ…、あのぅ…。」

優里亜、今度は向きを変えて翔にも、
「翔、ごめんなさい。迷惑…掛けちゃった。」

翔、そんな優里亜に、
「ちょ…、ちょっと…、優里亜…。俺…。」
優里亜に手を差し出し、そして…頭を掻いて、
「参ったな~~。」

そして優里亜、後ろに下がって、今一度、商品企画開発部スタッフ全員に頭を下げて、
「申し訳…ありませんでした。」
そしてチョコンと頭を下げて…。

そんな優里亜を見ながら瀧澤、笑顔で…。

内海、腕組みをして、
「ん~~~。」

ドアを開けて出て行く優里亜。

靖子、
「へぇ~~。あの子がね~~。」

康、
「まっ。筋を通したと…。」

「しっかし…、凄い。あの…長い髪を…。あそこまで…。思い切ったね~~。私には…無理だね~~。」
そして靖子、自然に瀧澤の方に振り向き。

そして一同、同じように瀧澤の顔に。

瀧澤、
「えっ…???なんで私を見る…???」

途端に勇喜雄、
「えっ…???いやいやいや…、だ~~って、部長~~。か~~っこ良過ぎですよ~~。」
そして、
「ヨッ、才色兼備~~。」

瀧澤、
「ムラ~~。あんた、それ以上言ったら…。」
腕組みしながら瀧澤。

康、いきなり前に向き直って、
「お~~恐っ。」

勇喜雄、
「やべっ。」

瀧澤、机に両肘を突いて、両手の甲に顎を、
「もっと言って。」

内海、頭をカクンと、
「あれ…。」

靖子、木綿子、
「ぷっ。」

勇喜雄、右手で頭の後ろをトントンと。

内海、
「さ~~てと~~。」

葉月、
「ふ~~ん。」

翔、
「何…???カンちゃん…???」

葉月、向かいの木綿子と奈都美に、
「ねぇ~~。あんなに…変われるもの~~???あんなにツンツンしていた優里亜が…。」

木綿子、キーを打ちながら、
「そう…なんだよね~~。仕事一筋。あまり、人には関わり合いたくないって感じの…あの子が…。」

「インプレッション、全然違う。」
葉月。

翔、唇を尖らせて、
「ふ~~ん。」

構わず自分の仕事に専念している伸永。
「出来た~~。」

奈都美、その声に、
「えっ…???ほんと…???」

「え~~。これなら桐ケ谷さんにも、喜んでくれる…ような…。」
「どれどれ…???」

木綿子、
「何々…???」

内海、
「例の…、フルレットのお菓子教室のチラシか…???」

奈都美、
「はい。」

木綿子、
「ふ~~ん。昨日…ナツが言ってた…???」

「うん。お店…とにかく忙しいんだけど…。もっと、もっと、子供たちに喜んで欲しいって。何か出来ないかって、桐ケ谷さん、お店の職人さんたちに話、持ち掛けられたんですって。そんなところに私と尾田君がタイミング良く。そして、私が小声で、尾田君、絵…上手ですよって…冗談で言ったら…。」

「お~~い、冗談はひでぇなぁ~~。ナッちゃ~~ん。」
康。

その声に奈都美、目を真ん丸く、そして口を塞いで、
「はっ。」

翔、
「ナツ~~。」

木綿子、
「ぷっ。」

奈都美、伸永に両手を合わせて。
伸永、笑顔で右手を左右に…。

「そしたら、すぐに職人さん、乗っちゃって、うそうそうそ。ほんとに~~って、話になって~~。トントン拍子。」

康、
「どれどれ~~。」

靖子も勇喜雄も…、木綿子も、
「ほぃほぃほぃ。」

そして、
「ひぇ~~。凄い。良~~く出来るもんだな~~こんな風に~~。」
康。

「うんうんうん。」
靖子、
「や~~るじゃん、尾田ちゃ~~~ん。」
そして伸永の背中をバン。

伸永、
「痛~~って。」

奈都美、
「はは…。」

そして内海と瀧澤にも、そのコピーを…。

内海、瀧澤、
「うんうんうん。」

内海、
「いいんじゃないっすか、お馨さん。」

瀧澤、
「うん。気に入った。」

奈都美、
「わはっ。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋