そして数分後に、
「こんばん…。わぁ~~。みんな…いるし~~。」
朋代である。
「はい、トモさん。」
美玖、
「指定席に…どうぞ~~。」
瀧澤、内海、
「あら、梶ちゃん。お疲れ~~。」
「おぅ。」
康、
「お疲れ様です。」
いつもの席に着いて朋代、
「なんか、大変な事、あったんだって~~。そっちみたいにネットでそういうの…見れないから、他の部署に行ったら、その話で持ち切り。」
隣の葉月、
「かかかか、…だ~~ってさ~~、尾っ田ちゃ~~ん。」
そして木綿子が朋代に話して聞かせる。
「う~~っそ。そういう事…、できるんだ、尾田ちゃん。凄っ!!!」
朋代。
伸永、照れながら、そして右手を左右に振って。
奈都美、
「な~~に言ってんの~~。尾田君の、あれがなかったら、今、私たち、こんな風に飲んでらんなかったよ~~。」
その声に後ろのボックス席から内海、
「その通り。剛ちゃん、お代わり。」
康、
「早~~っや。」
「いやいやいや。今回ばっかりは、さすがに、どうしたものかと…。ねぇ、お馨さん。」
瀧澤、
「まっ、デランナに、乗り込む気持ちも…あったかな~~。」
康、
「…っという事は…部長、やっぱり、山城専務…???」
その声に瀧澤、
「うん。や~っぱりね~~。アプロ―チしてくれた人に当たるのが一番。こっちが営業で開拓した訳じゃないから。」
内海、
「しっかし…。おぅ、サンキュ、美玖ちゃん。」
美玖からジョッキを受け取りながら、
「やりたい放題だよな~~。デランナ~~。まさか…こう来るとは…。」
「ふん。何とか、派閥争いに…勝ちたいっていうのが、あったのかも…、知れないけど…。」
そう言って瀧澤、
「とにかく、伸永、今回は、でかした。今回のは、高くつくよ~~。」
瀧澤、珍しくジョッキを高らかに伸永に向けて。
内海、
「そうだ~~、かんぱ~~い。」
朋代、
「なになに、瀧澤部長、やたらと上機嫌。」
隣の葉月に…。
葉月、
「そりゃ、そうでしょ~~。ある意味、他力本願で勝ち取ったって感じなんだから~~。」
木綿子、
「うんうんうん。だよね~~。まっ、仕掛けたのは尾田ちゃんだけど…、共感してくれた人が…物凄いもん。次から、次へと。だったもんね~~尾田ちゃん。」
伸永、
「あ~~、はい。そうでしたね~~。」
「あは。私も気持ちいい~~。あんなにドキドキして、胃が痛くなるほどだったのに。」
奈都美。
木綿子、
「へっ…???」
葉月、
「うそ…。あっ。や~~っぱり~~。」
「だ~~って、課長から、ふたりで頑張れ。な~~んて言われて。もぅ~~、目の前、真っ暗。」
奈都美。
内海、
「かっかかかか。まっ、確かに。でも…それも…お馨さんからの…おまえに対しての、ライオンは、子供を崖から落とす。」
瀧澤、
「な~~に言ってんだか~~。」
奈都美、不貞腐れて、
「落とさんでいいって…。」
康、
「でも…まっ、それだけナッちゃん、部長から愛されているってことだよ。」
内海、いきなり、
「…って、ま~~た、お前は美味しいとこ、持ってくぅ~~。なんだよ。」
康に右手でグィグィと。
「はぃはぃ、ダイちゃんの勝ち~~。かかかか。」
瀧澤。
「へぇ~~。やっと着いた~~。」
「みんな、いるね~~。」
入ってきたのが勇喜雄と靖子である。
瀧澤、内海、
「お疲れ~~。」
「おぅ。」
「あれ…???加瀬優里亜…一緒じゃ…なかったんだ…???」
勇気雄。
靖子も、
「うんうんうん。私もそこで、見掛けたけど…。気づかなかったらしく、交差点、渡って行っちゃった。」
「珍しいな、あいつが…ここ…???…って、思ったくらい…。」
勇喜雄。
木綿子、
「へっ…???加瀬…優里亜…???」
奈都美も葉月も、
「へっ…???」
朋代、
「ん~~???」
そして3人で、
「なんで…???」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
Source: THMIS mama “お洒落の小部屋