ドキドキ しばし、パソコンの画面に食い入っている真香、
「凄い。ここまで…できる…???…一体…誰が…???」

職員のひとり、
「社の掲示板、あるじゃないですか~~リーダー。」

その声に真香、
「えぇ…。」

「今や、それすら、飛び越えちゃってます。」
「へっ…???」

「外部のSNSでも、盛り上がってるんです。」
「うそ…???…いつの間に…。」

デランナ営業部、社員たちが電話のやりとりに忙しくなっている。

そして遂に…。

ドアをノックするデランナ総務部社員。
「失礼します。副社長、今…、よろしいですか。」

副社長の佐山、
「あぁ…、構わんが…。どうした…???」

もう既にその頃には、荻から伝えられての、槙坂、思いっきり机を右手で、
「えぃっ!!!!どうなってんだ、一体っ!!!荻っ!!!」

荻、
「大…変、申し訳…ございません。今…、営業部でも、この事に関した電話が…。」

槙坂、険しい表情でその場を立ち、
「…ったく。どうして、いきなり、こういう状況になるんだ。」

「……。」
「社員たちによる内部告発じゃないのかね。」

「いえいえ。その辺の事は…、しっかりと…コンプライアンスとして…。対処。」

「…なら、どうして…。こんな事になる。」
激しい口調で…、槙坂。

荻、
「今回の、この件については、社…の方より、むしろ、外部からの…。」

槙坂、
「外部…から…???…なら、その外部からの…、探し出せっ!!!」

「探し出せ、と、言われても…。どこのだれが…???」

窓の外を見ながら、そして振り向きながら槙坂、歯を食いしばって、
「どこの…誰が…???」

「審査…、如何…???」

その荻の声に槙坂、
「ばかもん。審査どころではないだろ。」

「では…如何…???」
「とにかく、これ以上、広げるな。社のイメージ低下の引き金だ。今や、いろんなところで、この状況が広がってるんだよ。拡散されてるんだよ。」

「…と、言われますと…。」

槙坂、強い口調で、
「フランク・アポンの商品は作るなって、事だろ。…ったく~~。」
そして、
「私は、今回の件に関しては、一切関知せん。分かったな。」

荻、怒り心頭の槙坂に、
「承知しました。審査の招集は…。」

「そんなものはなしだ。…まだ、これ以上、社のイメージを潰すつもりか。」
「いえ…。」

「事の終息に向かえ。」

荻、
「承知…しました。」

副社長室で佐山、パソコンの画面を見て、
「何をやっているんだね、槙坂常務~~。」

それから、暫くして、安澄、
「失礼します専務。コンペ…審査…、なくなりました。」

恵麻、にっこりと、
「そう~~。…じゃあ…。」

「はい。今回のフランク・アポンとの企画は…白紙だそうです。そしてクック・ル・ポットの企画。」
「そう~~。うん。ありがと。また、よろしく。」

「はい。」

パソコンの画面を見て、槙坂耕助、そして関場仁。
ふたりともに、背中にひんやりと汗を掻いて…。

耕助の机の電話が鳴る。
「はい。槙坂です。」

電話の向こう、
「あ~~。私だ。九条(くじょう)だ。関場君と一緒に、私のところに来てくれるか…???」

「はい。」

ふたりがその部屋に向かい、中に入る。
すると、必然的に、部屋の中のブラインドが全て閉められる。

部長室を見つめるフランク・アポンの生活部門、食品事業部、第3課の社員たち。

瀧澤、スマホを耳に、
「ありがと。うん。感謝する。じゃね。」
通話を切って唇を、
「ふぅ。」
そして、
「デランナ、企画、通ったよ。このまま、お願いしますって、山城専務から。」

内海、
「うおっほ。」
両手を挙げて。

康、ガッツポーズ、
「っしゃ~~。」

勇喜雄、両腕を挙げて、
「イェイ、イェイ、イェイ。」

靖子、
「凄~~。」

木綿子に葉月、
「や~~った、やった、やった。きゃっはははは。」
抱き合いながら。

瀧澤、
「ふふ。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋