ドキドキ  「…って…言うか、凄いですよね、商品企画部の情報…。どうして、そこまで分かるんですか…???」
伸永。

歩きながら奈都美、
「うん。多分…ムラさん。会社内の情報ならヤッさんがピカ一なんだけど…。社外の情報は…、ムラさんがピカ一、とにかく、顔は広いし、やたらと人の心の中に入っていくのが得意。」

いきなり伸永、
「ぷっ。」
にこにこと。
「なんか…分かる気がする。僕も完璧に、心許せる感じのタイプ。」

「ねっ。だから、あんな可愛い奥さんまでいる~~。」

伸永、
「ふ~~ん。…あっ、七瀬さん。ちょっと…一休み…しません…???」

奈都美、腕時計を見て、
「ふん。3時半か…。だ~~ね~~。」

そして近くのファーストフードのイートインで…。

奈都美、さっきからずっとノートパソコンでなにやらやりながら画面を見ている伸永に、
「何見てんの…???」

伸永、
「えぇ…。株式会社デランナの社員たちが良く利用している掲示板です。そして…、会社の情報です。」

その声に奈都美、
「うそっ!!!そんな事、出来るの、尾田君…???」

「えぇ…。前の会社でも、結構…やってましたから…。…と、言うか、さっき、部長から七瀬さんに電話あったじゃないですか。」
「ふん。」

「あれから、ずっと、気になってたんですよ。」

その声に奈都美、
「いやいやいや。…けど…、違法じゃないの…それって…???」

奈都美のそんな声に伸永、
「いえいえ。大丈夫です。違法になるくらいなら、こんなにガード、甘くないし。むしろ、誰でも参加できるようになってます。つまりは、社員以外にも、デランナに関する情報を収集しているみたいで…。逆に、それが情報源になっているんじゃないでしょうか。興味のある人には、興味を引く情報ですから…。」

「ふ~~ん。」

「そして、逆に…、興味のない人には、全く興味ないと…。」
そして伸永、
「それに…なにより…ほら。ここ…。」

奈都美、
「ふん…???…なになに…???デランナって、今度、フランク・アポンの商品…作るって話しだけど…、やめてくれる~~。私…、大っ嫌いなんだけど~~。私の会社でも評判…悪いよ~~……。へぇ~~。凄~~い。」

「そして、こっちが、デランナ、会社情報ですよね~~。但し、こちらは閲覧のみ。こっちの情報にアクセスするのには…、ちょっとしたコツが必要です。当然、企業秘密になりますから…。」

奈都美、
「尾田君って…そんな事も出来る…んだ…。」

「以前、営業戦略って感じで、利用…してました。」

「あんた…、何者…???」
そして伸永の頭をペンと。
「だ~~から~~。尾田君、彼女…できないんだ~~。こういう事ばっかり…やってるから~~。」
そこまで言って奈都美、いきなり腕組みして、
「…けど、絵も上手、それに映画に詳しい。…ふん。凄いよね。」

伸永、
「ふ~~ん。そう言う事か~~。」
画面を見ながら…。

奈都美、
「…って、聞いてないし…。」

「槙坂常務。槙坂滋。」
「うん。デランナの常務だよね。」

「その子供が、今のフランク・アポンの…、生活部門、食品事業部、第3課、課長なんですね~~。…ついでに、フランク・アポン。情報にも…アクセスしちゃいました。」

奈都美、
「なんて奴だ。」

伸永、
「すみ…ま…せん。」

「…ってか…、許す。…と言うか~~。それが…違法にならないって…、言う事が、凄いよね~~。」
「違法に…できない…と言うのが、事実。」

奈都美、
「へっ…???」

「簡単な事で、こういう情報にアクセスできるという事は…、この方法で、いろんな戦略。しかも、企業の業績にも影響するんですよ。」

その話に奈都美、
「あっ。」

「そして事実。こういう方法を取り締まる法律も…未だに整備されていない。」

奈都美、
「……。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋