ドキドキ 「かかかか。高速道路の事故で、渋滞。なんだかんだで、今まで掛ったよ。得意先回り。」
翔。
「詳しい事は課長と部長に聞いた~~。もぅ…みんな帰っちまってたから…。」

奈都美、
「…で、カンちゃんと尾田君は、西崎屋と峯川運送。」

「ふん、そのようで~~。」
「…で、営業の方の…???」

奈都美、
「うん。尾田ちゃん…しっかりと…仕上げてくれた。」

翔、目を真ん丸く、
「ひや。へぇ~~。たったの5日間で、凄ぇや。」

「勝巳さん、喜んでたよ。」
「へぇ~~。あの人がねぇ~~。」

「仕事は厳しくって~~。でも、女性には人気ある~~。」

翔、その奈都美の声に、
「かっかかかか。言うね~~。」

「だってそうじゃん。でも…、個人的には、ん~~。苦手…だけど~~。」
「かかかか。」

「お待たせしました。生ビールになります。」
ウェイトレス。

翔、
「お~~っと~。来た~~。」

「部長と課長の傍で仕事。それが一番、私には。」
奈津美、自分の前に生ビールが入ったグラス。ウェイトレスにお辞儀をして。

翔、
「まっ、だよな~~。かかかか。道理に合わないと、ガッチリと、怒られるからな~~。課長~。」

「なんでもかんでも、ありあり…なんて仕事…、私には…無理だもん。」
「まっ、確かに。…では、乾杯。」

共にグラスをカチンと。

一口飲んで翔、
「ん~~。旨っ。…で…???今、尾田ちゃん、どうよ…調子は~~???」

そんな翔に奈都美、
「え~~~???ふたりでいるときくらいは、尾田君…パス。」

その声に翔、思わず両手を叩いて、
「かっかかかか。そっか、そっか。これは…大変失礼…。」

「もぅ~~。仕事だから、尾田君、仕方ないかな~~って、思うけど…。それ以外だったら…。正直言って。」
そこまで言って奈津美、テーブルに両手を付いて、頭をこくりと。
「ごめんなさい。」

そんな奈津美を見て翔、
「そこまで言うか。かっかかかか。」

「だ~~って~~。なんとも…ぼんやりと…。なんていうの…、こぅ…、言葉のキャッチボールって…出来ないよね。絶対、表に出てこないってタイプでしょ。彼…。」

翔、
「おぃおぃおぃ。そこまで言うか…。」

「な~~んかさぁ、ん~~。じれったいって…感じ…。ほら、翔ならそれこそ、隣の席じゃん、尾田君。」

「うんうん。まぁ~~。そうだけど…。」
目をキョロキョロさせながら…。そして腕を組んで、
「そぅ~~、じれったいって~~のは…ないかな~~うん。……でも、まっ、これはほら、同じ、男同士ってことも…あるかも…。なっ。」

そんな翔の声に奈津美、口を尖らせて、
「うん~~。かも…知れないけど…。」
語尾を強めて。

「でも、まっ。尾田ちゃんだって、少しずつ、溶け込んでくれても…いるんじゃない…???」
メニューを見ながら翔。

「…だと…良いんだけど…。」
同じくメニューを見る奈津美。

「おぃおぃ。頼むよ。課長にしても、部長にしても、尾田ちゃん、頼むって言われてるんだから~~。」
翔。

「はいはい。そうでした~~。」

「私…フィエスタでいいわ。」
メニューを見ながら奈津美。

「おやおや、やたらとヘルシー。」
「だ~~って、帰ったらご飯。今日~、剛ちゃん、休みでしょ。」

翔、
「ふん。確かに。」

「そんなにうるさい…訳でも…ないんだけど…。」

その声に翔、
「おかあさん…???」

奈津美、
「ぶ~~。」

「…っと、おとうさんか…。」
「たま~~に、ガツンと、来るからね~~。」

「どこ、ほっつき歩いてんだ~~。…てか…。」

そんな翔に奈津美、
「かかかか、似てる、似てる。」

「ふん。今時の若いやつらは…。…って…???」

奈津美、
「そうそうそう。その代わり、妹には弱いからね~~。」

翔、
「うそ…。」

奈津美、両眉を上下に。

翔、
「わお。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋