ドキドキ 伸永の、そんな声に梨花、
「一緒にやってる…人たち…かぁ~~。」
ソファーに両手。そしてまっすぐに伸ばした両腕。
その姿勢から今度は、伸永の向かいのソファーに座って。
白地にカラフルカラーの花柄のマキシスカート。
そんなスカートの中から左脚に右脚を乗せたように。
トップスはグリーンのニットの7分袖。
そして右手の上に左肘を乗せて、左手人差し指を口元に。
そして、伸永を見て、
「ふ~~ん。」

伸永、
「なんだよ~~。」

梨花、
「ふん…???」
そして、
「いや…。なんでも…ない…けどさ…。」

雑誌を見て、姉を見て、そして雑誌を見て、伸永。

「あんたがさ。ようやく、一緒にいられる人たち、出来たんだなって…、思って。」
専ら雑誌を見ている伸永。
「父さんの会社じゃ…、そんな事…まず有得なかったから…。ねぇ~~。」

伸永、
「うるっさいなぁ~~。」

そんな伸永に梨花、
「んもぅ~~。傑さんだって、心配してんだから、ノブ君、何とかみんなと一緒に、頑張って欲しい。」
そして、
「あの人なりに、あんたの事、心配してんだからね~~。何かあったら、すぐ連絡してくれ、出来る範囲で、何とかしたいって。」
そこまで言って梨花。
「けどさ~~。なんで…、あんたの電話から、女の人の声…、だったのかな~~。」
伸永の顔を下から覗き込むように…。

そんな姉に伸永、雑誌を見ながら、目をキョロキョロと。
「仕方ないじゃん。あぁ…なっちゃったんだから。」

「あぁ…、なっちゃった…???」
そして、
「…と言う事は…、もしかして…、あんた…、記憶…ない…訳…???」

伸永、むすっとした顔で、
「…カウンターで、ピール飲んでて。そして…。飲み終わって…マスターに、お代わり。って…、言ったトコまでは…覚えてる。」
そして少し間を置いて、
「その後…???」
首を傾げて。

梨花、
「かっかかか。」
そして、
「でさ、でさ。お店に、何人…いたのさ。くく。」

「僕と…。男、ひとり。女性…。」
目をキョロキョロと。
「4人…???」

その声に梨花、
「へっ…???女性…4人も…???凄~~~~。あんた。凄いじゃ~~ん。」
そして、頭の中で、
「…ナイス。お馨。」
にっこりと梨花、
「女性4人も…。うんうんうん。」

「みんなに、折角こういう会社いるんだから、友達作れって。」

梨花、
「へぇ~~~。良い事言うじゃん。うんうんうん。」

「勝手にスマホに電話登録されて…。」

「うそっ!!!!」
ビックリ顔の梨花。そして伸永の周りを見て、
「へっ…???なになに、あんたのスマホ…何処よ…???」

「どこって…。鞄の中。」

その途端梨花、
「バッカじゃな~~い。折角電話登録してもらって…。」
そのまま立ち上がり、伸永の部屋に駆け付ける梨花。
階段を上って、部屋の中の机の上の鞄から伸永のスマホを取り出し。
階段を下りながら、
「おぅ、おぅ。おぅ、おぅ。女性3人に、男性ひとり。わお。かっかかかかか。ふ~~ん。木綿子。葉月。そして奈都美。…それから…、翔。うんうんうん。」
再びソファーに落ち着いて。
「…で、何々、ウチにあんた、送ってくれた人、こん中に…???」

伸永、首を振って、
「ううん。違う人…。」

「違う人って…???」
そして登録された名前と人数を見て、
「あっ、そっか。さっき、あんた…女性4人って…。」

「うん。僕を送ってくれたのは、部署で、隣の席の、その…翔って…人と。」

梨花、
「うんうん。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

《PR》
庄司紗千 花笠音頭

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋