ドキドキ 内海、瀧澤に、
「辞令…、確かに…言い渡しました~~。」

瀧澤、そんな内海に、
「辞令…???」
そしてすぐに、
「ぷっ。庸ちゃ~~ん。」
内海を睨んで…。

内海、
「は…???」

瀧澤、左手親指を立てて、
「グッジョブ。」

「お褒めに預かり…。」
コクリと頭を…。

瀧澤、
「ふん。お膳立ては整いました。…か…。」

実は瀧澤の方も奈都美に…。

化粧室の中の奈都美に瀧澤、
「ふふ、ナ~~ッちゃん。」

奈都美、鏡に映った瀧澤に、
「あ~~。部長、お疲れ様で~~す。」

「お疲れ。…ねっ、ナッちゃん。」

キョトンとして奈都美、
「あ…、はぃ。」

「単刀直入に訊くけど…。」
「はい。なんで…しょう…???」

「ふふ。仲良し3人トリオ。神田ちゃん、彼氏…いるの…???」

奈都美、
「えぇ…。大学時代の彼と今も…。」

「ふ~~ん。そっか~~。ふん。まっ、ユッコにも、付き合ってる彼、いるもんね~~。」
「うんうん。3つ年下~~。ユッコ、年下好みだから…。しかも、男っぽいニュアンスもあるから。」

「な~~んだよね~~。全くあのマスクからは想像付かないんだけど…。」
「あぁ見えて、物凄いアクションや格闘もの好き~~。」

「うんうん。分かる分かる。…で~~。ナッちゃんは…、彼氏…???」

その声に奈都美、右手を振って、
「いえいえ。全~~然っ。」

瀧澤、
「うそっ。3人の中では一番、人に好かれそうな感じなんだけど…。彼氏のひとりやふたり…。」

そんな瀧澤に奈都美、今度は両手をヒラヒラとさせて、
「全~~然っ。…ん~~。結構…みんなに言われるんです。そんな風に…、人に好かれそうな感じって…。…でも、もしかしたら…、それが結局は…、それ以上の発展に…繋がらない…のかな…って…。」

その声に瀧澤、
「かかかか。つまりは…、友達以上、恋人未満…って、訳か…。」

奈都美、恥ずかしそうに舌を出して、
「へへ。どうなんでしょうかね~~。じゃ。部長。」
と、瀧澤の傍を離れる…。

…と、瀧澤、
「ねぇ、ナッちゃん。翔、どう思う…???」

奈都美、そんな瀧澤に、
「はい…???翔…???ゆきむら…かける…の、事ですか…???」

「ふん。その…、ゆきむらかける。」

その瞬間、奈都美、一瞬顔が赤く。照れながら、
「わ…、私なんて…、どうかな…???…先輩でも、あるし…。」

「ふ~~ん。私は~~。いいと…思うんだけど~~。ふふ。ちょっと…、気に留めといて。」

奈都美、
「あ~~…あ。あ。はい。失礼します。お疲れ様です。」
そして化粧室の外へ。ドアを閉めて、まだドキドキしている心臓。
奈都美、まだ少し顔を赤くして、
「わ~~お。びっくりした~~。」
そして頭の中で…、
「えっ…???えっ…???なんで分かった…???翔の事…、いいなって思ってたの…???うそ。」

そして、商品開発部、木綿子の机の電話。
「あっ、はい。商品開発部、菱川です。…あっ、はい。はいはい。」
そして、丁度部署に入ってきた葉月に、
「あ~~カンちゃん、丁度いい、トモさん。試作出来たって。今から…。」

葉月、
「了解。」

木綿子、
「はいはい。じゃ、トモさん、今から私とカンちゃん、そっちに…。…はい。は~~い。」
受話器を元に。
「…っと~~。忙しくなる。んじゃナツと、翔~~。資料室にGO!!!」

「…に~~。なりますか~~。」
翔。
「では…。ナツ~~。」

奈都美、
「あ…、は~~い。」

そして資料室で翔と奈都美。

翔、
「これ…と、これ…。ナツ~~。そっちは…???」

「あ~~。うん。OKかも…。っと~~。…けどさ~~。新しい商品開発に、なんでこんな古い資料…。」
ペラペラと資料を捲って奈都美。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋