ドキドキ 木綿子と葉月のそんなモーションに伸永、
「あっ…、はい…。」
そして隣の奈都美の顔を見て、
「こ・れ・は~~。」

3人が伸永に前のめりに、
「ん~~???」

伸永、少し空を見る感じで、
「…アラ…ジン…???」

その伸永の声に3人、
「凄~~い、尾田君、正~~解。」

「ねね、尾田君って…、映画…好きなの…???」
木綿子。

「えっ。え~~。家で、良く映画は…。」
「凄いよね。」

奈都美、そして伸永のスマホにまたキーボードで、
「…と~~。これで良し。」
それでポンと押して、そのまま伸永に…。

伸永、
「はい…???」

3回のコールで相手が出る。

伸永、
「えっ…???えぇぇぇぇ…???」
スマホから聞こえてくる声。

最初に聞こえた声が、
「もしもし。もしもし。…どなたですか…???もしもし。」

左端で伸永の右二の腕を突っつく奈都美、
「はい。早く~~。」

「…って、だめです。僕~~。」

スマホから聞こえる声。
「誰だよ、悪戯…???」

奈都美、
「もぅ~~。」
仕方なく、伸永からスマホを奪い、
「もしもし、私~~。」

そして聞こえてくる声、
「はぁ~~???ナツって…。何やってんのおま…???今、どこ…???」

「お昼だし~~。みんなでお弁当食べてる。尾田君のスマホから電話してる~~。翔の番号、登録したからね~~。」

その声に翔、
「は…あ~~???」

奈都美、
「じゃね~~。」
通話を切る。

葉月、
「ぷっ、翔に電話した…。」

奈都美、
「ふん。当然。俺どうすっかな~~。なんてラインよこしたから。」

木綿子、
「おぅおぅおぅ。いいじゃん、いいじゃん。まっ、とにかく部署内の誰でも、電話、登録しておいた方がいいよ。」

葉月、
「だ~~ね~~。」

そして数分後…。

3人、ラウンジの入り口から駆け足で入ってくる男性を見て、
「かかかか。やっぱり来たか。」

スマホを持って、
「何、この番号って、尾田君の…???」
翔。

奈都美、
「ふん。私たち3人、もう、登録したから。」

「…って、どういう事…???」

「だ~~ってさ~。尾田君、スマホ持っている割には…、全然、電話番号登録、してないんだよ。」
木綿子。

それを聞いて翔、
「うそ…???」

「だから~~。これから一緒に働くんだし~~。」
奈都美。

「あれこれと…。仕事の連絡だってあるから。私たちの電話番号、登録したって~~訳。」
葉月。

奈都美も、
「ふん。その通り。…で、ついでに翔の番号も登録した~~。」

翔、
「…って、俺は…ついでかぃ。」

そんな翔に木綿子、
「かかかか。」
そして、
「いや…。…でもさ。翔の場合は、尾田君の隣の席なんだから、それこそ、しっかり、尾田君、面倒みるっていう意味でも…。」
そう言いながら隣の葉月、そして奈都美と伸永を見て、
「ねぇ~~~。」

翔、いきなり木綿子から言われて、
「あ…。いや…。その~~。」

奈都美、
「はい。ユッコから1本取られたね~~。かかかか。」

伸永、始終黙って話を聞いて、
「……。」

翔、ポツリと…、
「尾田君…、少しは…会社…、慣れた…???」

その翔の声に3人、伸永の顔を…。

伸永、
「あ…。え…。えっと~~。」

奈都美、
「もぅ…、また、黙って~~。」

翔、
「なぁ~、尾田君、尾田君って、酒…飲めんだろ…???」

その翔の声にいきなり葉月、
「あっ!!!ナイス、翔~~。マルシェ行こう。尾田君連れて~~。」

奈都美、木綿子、
「あ~~。いいね、それ。うんうんうん。」

「…てな訳で、例のウチのニューフェース。ルーキーの、尾田伸永君、で~~す。」
葉月、剛輔と美玖に。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋