ドキドキ 奈都美、そんなふたりの顔を見て、変顔で、
「あれ…???言ってなかったっけ…???」

葉月、顔をクシャリとさせて、
「こんにゃろめ。家族はお姉さんだけしかいない。それだけでしょうが~~。」

その声に伸永、
「えっ…???…七瀬…さん…。」
右に顔を向けて。

奈都美、
「あ…。あはははは。」
その時に、また伸永から薫る匂い。
一瞬奈都美、
「ふん…???」
そして、伸永から少し仰け反るような感じで、両手をヒラヒラと…。
「あはははは。ごめん、ごめん。いやいやいや。」
そして軽く咳払いをして。
「…でもさ。…尾田君、あんまりおとなしいから…。相手の事…。まぁ…、仕事…一緒にする…訳だし…。…私だって、そういう人の事、知りたいし。…知らなきゃいけないし。…どういう…性格なのか…。…んでもって、ある意味、共有できる人なんかも…いても…、良いんじゃない…???」

その声に葉月、腕組みをして、頭を数回縦に。

木綿子は逆に、
「ぷっ。そこまで言う…???私らの仲で…。」

奈都美、そんな木綿子に、
「ユッコ。」

木綿子、
「かかかか、はいはい。」

奈都美、
「…けど…。」

葉月、木綿子。
「ん~~???」

奈都美、
「部長が…言ってたんだけど…。ほんと…尾田君のお姉さん、綺麗でもあるけど、なんだか、貫禄もありそうだし、しかも…優しそう~~。」

木綿子、
「うんうん。それは納得。うん。」

「12歳…違うって事は…、お姉さん、今…、36…???」

その声に伸永、コクリと首を…。

「それにしてもさ~~。電話登録が、お姉さんだけって言うのは…。ちょい…、けしからん。」
木綿子。
「あんたさ~~。折角、こういう職場にいるんだから…、もちょっと…友達…増やそうよぉ~。」

その声に葉月と奈都美、
「あんた…。」
その途端にふたり、
「ぷっ。」

木綿子、
「なによ~~。いいじゃん、いいじゃん。」
そして奈都美に、
「ナツ、こいつのスマホ。」

その途端、奈都美、変顔で、
「ぷぷぷ。今度はこいつかぃ。」

木綿子、奈都美からスマホを受け取って、指でキーを押すように。
そして自分のスマホを取り出して。着信音。
「パッパ~、パパパ~。パパパ~パパパ~~。パッパ~パパパ~…。」

その着信音に伸永、
「えっ…???ロッキーのテーマ…。」

木綿子、
「おし、来た~~。」
そして、また指でキー押して、
「はい。私の番号、登録したかんね~~。はい、次はカンちゃん、どぞ~~。」

それを見て奈都美、
「や~~るな~~。さすがはユッコ。」

葉月、
「ほぃほぃほぃ。んじゃ、私も~~。」
そして葉月のスマホからの着信音。
「タラタラタ~ラタ~~ン。」

伸永、
「美女と野獣…。」

葉月、
「おっ、知ってるねぇ~~。うんうん。いいじゃん、いいじゃん。これ聴いてすぐ分かるなんて、凄~~い。」
そして、
「ほぃ。私も登録完了~~。ニッシッシッ。いつ電話しても…OKよ~~。」
伸永に両手を交互に、「おいで、おいで。」のゼスチャー。

そんな葉月に木綿子、
「何言ってる。彼氏、しっかりいるくせに。」
葉月の後ろ頭をパン。

葉月、
「かかかか。ごめん。」

奈都美、
「…って事は、必然的に、私も…か。」

「あったりまえでしょう~~。普通なら、あんたが一番先なんだから~~。」

「はいはいはい。」
そして奈都美、伸永のスマホに自分の電話番号を…。
テーブルの端に置いた自分のスマホから…、
「ラ~ラ、ラ~リラララ~~ン。…ラ~ララ~リラララ~~。」
奈都美、
「ウシ。来た。」

そして木綿子と葉月。ふたりともに伸永に、両肘を突いてニッコリと、
「オッダく~~ん。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋