ドキドキ 自分の席に就いて靖子、
「おっと…、部長は…???」

内海、
「あ~~。今…、部長以上の管理者会議だ。」

「あっ。そっか。」

康、靖子に向かって、
「ヤッさん、お疲れ~~。そして、おはようございます。…どうでした、福嶺(ふくみね)スーパー…???」

そんな康に靖子、
「うん。まま、あんな感じでしょうね~~。これから、どれだけ、お客、引っ張られるか…。…ただ、近くに小中高の学校があるから、ある種、集客には良いかも…。新規オープンはナイスな場所だよね~~。」

内海、
「おぅ、おぅ、幸先いいね~~。」

「まっ、朝いちばんで、市場調査…、行った甲斐はあったかと…。」

未希村靖子(みきむらやすこ)、38歳。商品企画開発部の古株社員。通称、「ヤッさん。」
商品企画開発部の中では…一番の面倒見の良い社員であり、2児の母である。

廊下を歩きながら奈都美、
「尾田君ってさ。いつも…そんな感じなの…???…大人しくって…。かなり…物静かな感じ…なんだけど…。」
けれども、何故か、伸永の体から感じる心地の良い匂い。

そんな奈都美に伸永、
「そう…ですけど…。」
キョトンとしながら…。

奈都美、
「ふ~~~ん。」
そして、
「ねね、変な事…訊くようだけど…。」

「なんでしょうか…???」
「尾田君、ほん~~とに、何も…付けてないの…、コロンとか…なんか…???」

ぼそっとした感じで伸永、
「付けてませんけど…。」

「そ…そぅ…。うん。分かった、ごめん。変な事訊いて。…けどさ…。尾田君って、凄いよね、絵…、上手~~。」

そんな声に伸永、
「そうですか~~。個人的には…。ふつう…かな…。」

そんな伸永に奈都美、頭の中で、
「…おぃ。一応は…褒めてんだから…、もう少し、ましな返事って…。」
背中でガクッとしたような感じで…。

技術・研究室から戻っての奈都美に葉月、
「ねね、どうだった、加瀬優里亜のアイディア新開発商品…???」

その声に奈都美、
「ふん。まだまだ現在進行形~~。…でも…いいセン…来てるかも…。」

「ふ~~ん。」
「あっ。」

葉月、
「ふん…???」

傍にいる木綿子も、
「ふん…???どした~~???」

奈都美、腰を低くして、声も低くして、
「ねね。ちょっと…気になった事…あるんだけど…。あのさ。尾田…くんってさ。傍で歩いていて気になったんだけど…。」

木綿子、葉月、
「うんうんうん。」

「私の…勘違いかも…知れないんだけ…ど~~。」
「うんうん。」

「いい匂いがする。」

その声に木綿子も葉月も、
「はい…???」

「本人は…コロンとか、何も付けていないって言うんだけ…ど~~。」

その声に、木綿子も葉月も少し腰を上げて伸永を見る。
そして腕組みをして、
「ふ~~~ん。」

「…ってか、私は…傍にいる事…まず…ないから…。」
木綿子。

葉月も、
「うんうんうん。私も…席…離れてるし…。」

パソコンの画面を凝視している伸永を3人で見て…。
そして必然的にその視線が左隣の…。

その視線に気づいた翔、
「…ん…???」
顔を上げて。

3人が手招き。

翔、
「ん…???」

そして席を立ち、奈都美がパソコンの画面に指を差して…。

翔、首を傾げて…、木綿子も葉月もパソコンの画面を…。

その3人の下に、翔、
「どしたの…???」

奈都美、
「ここ…なんだ…けど…さ。」
話の内容とは全く異なった内容で、パソコンの画面を指差して奈都美、
「尾田君って、何か、良い匂い…するんだけど…、気づかない…???」

その声に翔、大きな声で、
「は…あ…???」

木綿子、葉月、
「ばか。声、おっきぃ。」

翔、困ったような声で、
「あ…、ははは。ごめん。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 

 

《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋