ドキドキ ルームウェアに着替えての奈都美、
ベッドサイドに背中を、右脚はまっすぐ、そして左脚は膝を立てて。
スマホで、
「尾田君、両親…いないんだって…。」
文字打ち、翔に、葉月に、木綿子に。

そして数秒後、
「うそ。」
「マジで…???」
「え~~~???」
葉月、翔、木綿子の順。

そしてそれぞれに、今夜耳にした事をラインで…。

そして、さすがに奈都美から得た情報…。
会社内…、翔、葉月、そして木綿子の…、伸永を見る目が…。

休憩ブースで奈都美、3人に、
「もぅ~~。何やってんのよ~~。尾田君、刺激しない~~。仕事、しづらくなる~~。」

そんな奈都美の声に、翔、葉月、そして木綿子。奈都美に謝るように、
「う…、うん…。」
「…って…いうか…。」
「分かってる…ん…だけどね~~。なんとも…。ごめん。」
葉月、翔、木綿子。

「なんかさ…。ん~~。ナツから聞いて…。…で、尾田君見て~~。でも…いつも通りの…、あの…内気な感じ…???見てると…。なんか…、やっぱ…。」
翔、葉月を見ながら…。

葉月、
「ん~~。」
そして、
「ほん~~とに、ごめん。」

そして木綿子、ふたりの声に納得したように、
「…だよね~~。…って言うか、一番は~ナツが…困るんだもんね~~。分かった。謝る。ごめん。」

「両親がいない…。…で…、お姉さんから…育ててもらった…。」
翔。

「…では…あるけど…。頭脳は明晰~~。…って…。」
葉月。

「しっかし…、凄いよね~~。そんな彼が…、なんで…???…あんなに…大人しくって…。…いや…、まっ。だから…目立たないんだ…ろうけど…。」
木綿子。

「でもさ…。大学卒業して、それからは、その…、お父さんの建設会社で働いていたんだろ…???鍛えられると…思うんだけどな~~。建設会社って言ったら…。」
腕組みしながら翔。

「うん。…でも、とにかく…、結局は…、会社のみんなに…溶け込めなくなって…、会社辞めて、ニート。…けど…。なんとか…2年は…仕事…してたんだもん。」
奈都美。

葉月、木綿子、
「うんうんうん。」

「お姉さんが、これじゃ~ダメだって、部長に相談した…と。」
翔。

奈都美、
「うん。」

「もしかして…、男性社員ばっかりで…、仕事…キツかったのかな~~。建設会社だろ…???」

葉月、そんな翔の声に、
「さ~~てね~~。」

パソコンの画面に釘付けになっている伸永に奈都美、
「お~~い、尾田く~~ん、試作…、行くよ~~。」

そんな奈都美に伸永、
「あっ。はい…。」
元気なさそうに…。

その調子にまた面を食らった感じになる奈都美、頭の中で、
「…おぃ~~。」

ドアに向かうふたりを見て内海、康の顔に、
「蔵之介~~。」

そんな内海に康、
「ふん。まっ、なんとか…。」

内海、
「見守るっきゃないか~~。」

内海から蔵之介と呼ばれるこの男、商品企画開発部の主任である、
名前を大石康(おおいしやすし)。
社員からは、「ダイさん」と呼ばれているが、内海や靖子からは、苗字が大石と言う事で、
赤穂浪士の大石から、「蔵之介」と呼ばれている。

他の翔や葉月、そして木綿子ら社員も出ていく奈都美と伸永の後ろ姿を見ながら、
「……。」

そんなふたりと入れ違いに入ってきた未希村靖子(みきむらやすこ)、伸永に、
「ほら、伸永、元気に元気、頑張れ、頑張れ。」

その声に内海以下、
「かかかか。」
賑やかに。

内海、
「かかかか、さすが、ヤッさん。」

「当然でしょう~~。蔵之介~~。翔~~。樫村(かしむら)~~。もっと、盛り上げて~~伸永~~。」

翔、靖子に、
「はいはい。」

靖子、
「はいは一回。」

康、
「かかかか。」

「蔵之介~~。笑ってる場合じゃ、な~~い。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 

 

 

 

《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋