ドキドキ 「そして…、世の中は、そんな経営者を見逃さない。当時40代の尾田君のお父さん。最愛の奥さんをなくしてから、1年も経たないうちに、親族からお見合いの話が出た。」
内海。

奈都美、
「わお。」
そして…少し頭を傾げて…、
「会社の…ため…???」

内海、
「う…ん…。まぁ~~、そうだろう…なぁ…。けど、当時、お父さんの方は、そんな気がなかったらしい…。…なんだ…けど…。その…お見合い写真を見て…。もしかしたら…って、思った…らしい…。」

その時奈都美、
「課…長…???」

「うん…???」
「なんで…、そんなに…詳しいんですか…???」

その声に、
「お~~っと~~。またまた、良い質問だ~~七瀬~。」

奈都美、
「はい…???」

「実はな。これって、全部、お馨さんから聞いた…ことだ。」
「部長―――――っ???」

「ふん。お馨さん。尾田君のお姉さんの大学の後輩。」

その声に奈都美、
「え゛~~~~~っ!!!!」

そして内海、
「続き…訊くか~~???」

「はいはいはい。もちろんです。一応…、商品開発として。同じ…商品の…。」

そんな奈都美に、
「おぅ。…とは、言いたいが、残念、時間だ~~。」
そして内海、内ポケットからスマホを取り出して、スワイプして、
「居酒屋…、八重垣。メモしとけ。」

奈都美、
「居酒屋、やえがき…。」

「まっ、男友達と良く行く居酒屋だ。マルシェとは全く雰囲気…違うけどな。おま…、今日…予定は…???翔と…デートとか…???」
「あ…、いえ…、別に…。はい、大丈夫です。」

「んじゃ…、俺…、先に店…行ってるから。」
「あ~~。はい。分かり…ました…。」

そして…夕方…7時…。店に行くと…。

奈都美、
「部長――――っ!!!」

瀧澤、
「ヨッ、お疲れ~~。尾田君の事…、訊きたいって…、庸ちゃんから聞いてね~~。おいで、おいで。」
奈都美を手招きして。

奈都美、瀧澤の隣に、
「失礼…しま~~す。」

「どう…???尾田君。…って言うか、伸永…???…なんとも…ナイーブって感じでしょう~~。母親の愛情なし。父親の厳しさも持ってないからね~~。」

その声に奈都美、
「へっ…???」

瀧澤、
「…で、庸ちゃんの話の続き~~。尾田君のお父さん、お見合いしたとこまでは良いよね。」

「あ…、はい。」

内海、
「七瀬、おま…、酎ハイだっけ。」

奈都美、
「あ…、はい。」

内海、コールを押して。

瀧澤、
「うん。お見合いをして…。かかか。スピード結婚。半年後ね。」

奈都美、
「わお。」

店員、
「お待たせしました。」

内海、
「酎ハイね。…あと…、お馨さん…???」

瀧澤、
「うん。お代わり。」

内海、
「あいよ。同じの、お願い。」
そして奈都美を見て、
「あ~~っと、七瀬、心配すんな。お馨さんの奢りだから。」

奈都美、その声に、
「すみ…ま…せ~~ん。」

瀧澤、
「…で~~。その一年後…だっかな…。伸永が、産まれたと思ったら…。」
そこまで言って、瀧澤、いきなり、口をつぐむ。
自分の口に人差し指1本立てて…。

奈都美、その瞬間、
「へっ…???」

内海、
「トップシークレットだぁ~~七瀬~~。」
お通しを食べながら。

小さな声で瀧澤、
「伸永の…お母さん…、伸永…生れてすぐに…。亡くなった。」

その瞬間、奈都美、
「えっ!!!!」

瀧澤、
「シッ!!!」

奈都美、
「あっ。…すみま…。」

「まっ。死因は…、多分…、それなりに…想像は…付くんだけど…。もぅ…、今じゃ…時効だけどね~~。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋